３階会議室の彼女４

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？「なんでこっち側くるのかな。

謎は謎らしく裏方に回ってればいいのに。」

？「自分たちの人気ぶり見て、いけるとでも思ったんじゃない？」


彼女たちはまだ新人と類されるグループ。

自分たちの地位を確立させていないほとんどのグループの本音はきっとこうなんだろう。


？「でもenigmaってプロデュース業も続けるんでしょ？」

？「どうにかして曲書いてもらわなきゃ…」

？「やっぱりジュノさんと仲良くなればいいのかな。」

？「５人の誰かに目つけてもらえればチャンスあるらしいよ。

でも最終決定はあの女がしてんだって。」

？「あぁ、あの女ね。

どうせ曲書くから抱いて、とかオッパ達に言ってんでしょ。」

？「あり得る！enigmaのプロデュースってナムジャグループ多いもんね。」


彼女たちは直接私にそんな悪口を言えない。

嫌がらせもできない。

enigmaを敵に回すことはできないから。



？「でもヨンジェさんだったらいけそうじゃない？」

？「ヨンジェさんになら全然抱かれてもいいわ。」

？「抱いてもらえて曲も書いてもらえたら最高じゃん！」



ヨンジェをバカにするなと、飛び出していきたい。

だけどそれよりも彼女たちにとっての最悪なプレゼントをしてあげる。

彼女たちを今後何があってもプロデュースしないという決定のプレゼントを。



彼女たちが出て行ってすぐ、私も控え室に戻った。


ｼﾞﾖﾝ「遅かったわね…って何、怒ってるの？」


私の怪訝な顔を見てジヨンが心配する。

他の３人も私を見る。


「…トイレでゲスい話聞いた。」

ﾖﾝｼﾞｪ「何なに！？女の子のゲスい話とかちょー気になる。」

「enigmaがナムジャグループプロデュースが多いのは、

私が曲書くかわりに抱いてくれって頼んでるからなんだと。」

ｼﾞｭﾉ「は？誰がんなこと言ってんだよ。」

「ヨンジェさんならいけそうじゃない？とも言ってた。」

ﾖﾝｼﾞｪ「え、俺？」

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