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「んん……」
和也「あ、起きた？」
「うん」
ベッドサイドのテーブルを見てみると、美味しそうなお粥が置いてあった。
「これ……」
和也「そ。ニノちゃんが頑張って作ったのよ」
「ふふっ、ありがと」
和也「今食べる？」
「うん」
初めて食べる二宮君の手料理……。
ゆっくりと一口食べると。
「ん、美味しいっ」
和也「んふ、でしょうね」
「二宮君って料理出来るんだね」
和也「ニノちゃん舐めないでくださいよ？」
二宮君って、家でずっとゲームしてるイメージだったから、
まさか料理上手だとは思わなかった。
もっと前に風邪を引いていたら、二宮君の料理を早く食べれたのかも……。
いやいや。
風邪を引くのはダメ。
仕事に支障が出るから早く治さなきゃ。
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和也「お、完食」
「凄く美味しかった。ありがとう」
和也「じゃあ、薬飲んで黙って寝なさい」
「でも……」
和也「でもはいらないの」
「……わかった」
まだ仕事が残ってたんだけど……。
まぁいいよね、たまにはサボっても。
「ん……おやすみ」
和也「ならこれ洗ってくるね」
「ありがと、二宮君」
和也「いえいえ」
何でこんなナルシストがモテるんだろうって謎だったけど、
こんなに優しくて人のお世話が出来る所を見たら、
誰でも落ちるということに気づいた。
だけど私の場合、悪いところを見過ぎて惚れるところじゃない。←
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作者名：れい子 | 作成日時：2013年9月24日 4時
