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何の仕事をしてるのか気になってたけど、
まさか同じ会社で働いているとは思わなかった。
和也「バレちゃったか……」
「隠してたの？」
和也「後で驚かそうと思って」
……もしかしてだけど。
「大野さんって、デザイン部？」
和也「そ」
やっぱり。
何だか強引に資料を自分で持っていくって言うから、
実はおかしいなと思ってたんだよ。
「何で？」
和也「だって、大野さんが言わないでって言うから」
「……何で？」
和也「あーもう。そんな事いいから。早く車乗って」
何故か逆ギレしだした二宮君に促されるまま車に乗り、私の家へと走り出す。
実際、確かに同じ会社ということに驚いたけどさ……。
「大野さん、キスしてた」
和也「……うん」
一番驚いたのは、大野さんが女の人とキスしてたことだ。
「彼女、いたんだ」
和也「違うでしょ」
「じゃあ何でキスしてたの？」
和也「あれは女の方から強引にしただけでしょ」
「でもその後大野さんからぎゅってしてた」
和也「……」
彼女がいるなら、彼女の家に住めばいいじゃん。
何で私の家なの？
私は大野さんの遊び相手になんかなりたくないのに。
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「……っ、痛」
和也「大丈夫？頭痛？」
「うん……大丈夫」
大野さんは女遊びなんてするはずないって思ってたけど……違ったんだ。
「ごめん……ちょっと寝ていい？」
和也「うん、いいよ」
彼女泣かせちゃダメでしょ。
まぁ最後は仲直りした様子たっだけど。
もう……彼女のとこに行っちゃえばいいのに。
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作者名：れい子 | 作成日時：2013年9月24日 4時
