天才演出家の双子の妹(プロセカ) (ページ13)

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10話(誰もいないセカイ) ページ13

シーンと静かな空間。
此処は何処だろう。

『ねぇミク、此処は？』

ミク「此処は誰もいないセカイ。私は此処のバーチャルシンガー達とちょっと話してくるね。」

『うん。行ってらっしゃい。』

僕は歩き出す。てくてくと歩いていると女の子4人が話をしていた。喋りかけてみようかな。

『あの、すみません。』

「はい。…どうかしましたか？」

白くて長い髪の女の子が応えてくれる。

『もしかして、[25時、ナイトコードで。]の皆さんですか？』

[25時、ナイトコードで。]の人達。会った事はないけど何故か分かる。まぁ曲作ってる途中に話しかけたんだもん。そりゃ分かるよね。毎回聞いてるし。…彼女達の曲は、いつも誰かを救う為に作られている。魂に訴えかけられている。…そんな感覚。まぁ僕は救われることなんて
　……無いんだろうけどね。

「はい！そうですよ。」

紫髪の女の子が答える。この人も、だ。彰人くんと同じで
猫を被っている。

『無理しなくていいですよ。敬語もいりませんし。』

「何で分かったの…？」

『勘…ですかね。皆さんのお名前、よろしければ教えて頂けませんか？』

「宵崎奏。」

「…朝比奈まふゆ。」

「東雲絵名。」

「暁山瑞希だよ〜。」

『私は、神代Aと申します。』

瑞希「えぇっ⁉︎神代⁉︎ってことはキミが類の…」

『類を知っているんですか？』

瑞希「昔、屋上でよく類と絡んでたんだ〜」

『そうなんですね。』

絵名「ちょっと。全く話が分からないんだけど。」

『ああ、すみませんね。私の双子の兄…類の話をして居まして。絵名さんってもしかして彰人くんのお姉さんでしょうか？』

絵名「そうよ。アンタ、彰人と喋った事あるの？」

『はい。めっちゃ猫被ってたんで面白くって笑いそうになりました。まふゆさんも…なんだか似たような感じでしたので。』

まふゆ「…そう」

『奏さんが作曲、まふゆさんが作詞、絵名さんがイラストで、瑞希さんが動画を担当されているんですよね？』

奏「うん。そうだよ。Aも敬語使わないで良いよ。それにさん付けも。」

『分かった！これからよろしくね！』

「「「「よろしく。/ね/〜！」」」」

そのあと、曲の感想、アドバイスをしたり、連絡先を交換したりして居た。ミクが近くに来ている。もう行かなきゃ

『私、そろそろ行くね！ありがとう！』

まふゆ「…A良かったら25時にナイトコードで活動してるから来てみて。」

『分かった！』

ミク「最後、行くね。」

『おk‼︎』