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1話 ページ2
幼い子供の頃。
花「ｷｬｰｷｬｰ...。」
僕が変なモノとしゃべっていた。
が、両親たちから見れば“可笑しな子„と言われていた。
その頃は、西宮家が離婚寸前の危機だった。
双子の姉、Aが親戚の人と仮にも暮らしていた。
僕ら...
双子の姉妹には、共通する“贈り物„と言う呪いがある。
お父さんがお母さんを変に勘違いして“浮気„したと思い込んでいた。
呪いがなかったら変に誤解することもなかった。
花「お姉ちゃんと僕は、お父さんの子供で間違いないでちゅよぉ!
お母さん、西宮家のことをお父さんに話ちゅっべきですっ...ﾆｺｯ」
当時、母も父も僕の言葉に驚いていた。
父が西宮家の真実を知ると共に僕とAは、記憶から辛い思い出を忘れてしまうように長い年月が過ぎ去った。
僕とAは、何かを忘れたまま東京都立術高専門学校に通うことになった。
続く
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作者名：胡桃 | 作成日時：2021年3月7日 9時
