No.006 ページ9
闇を切り裂く______それは殺気__________
体が自然と強張り、鼓動は徐々に早みを増す
合わない歯が擦れあって、カチカチと音を立てる
震えが止まらない、呼吸がまともにできねェ______
「やだなぁそんなに怒らなくていいじゃないか!」
恐怖に怯える俺とは裏腹に、奴は平気で語りかけていた
どンな神経してやがるコイツ...
「君と彼に少し話をしてもらいたいと思っただけさ!
仲良くしましょうーって感じでね」
そうは言っても、殺気は増すばかりだ
俺は眩暈で視界が揺らいだ
まるで暗闇の先に居る番人は俺達に、「帰れ」とでも言っているかの様だ
「ほら、白の少年、こちらに来て、ここに入ってごらん」
...躊躇っていたが、従うしかないようだ
なるべく殺気に触れない様に、遠くを歩いた
「黒の少年と違って君はとてもいい子だ!それじゃ」
「____________入れ」
__ドンッ__ドサッ____
は...?
「じゃぁ黒の少年!後はよろしく頼んだよ!」
___忌々しい靴音が離れると同時に、蝋燭の僅かな灯も消えていった
俺は今だ状況が理解出来ず、四肢を床についていた
殺気はいつの間にか消え、鎖が微かに引きずれる音を
確かに耳にした
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クロ猫(プロフ) - 続きが気になります!!更新楽しみに待ってます! (2014年12月24日 23時) (レス) id: e3971dd28c (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - A.Tフィールドありのアクセラレータ激似ってす…すごいですね!!!楽しみにしてます♪ (2014年8月29日 7時) (レス) id: b85918d133 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃月 フニ(プロフ) - 最初からずっと読んでましたが面白いです!頑張ってください!また見たいと思います!応援してます! (2014年8月29日 5時) (レス) id: 2f077b153d (このIDを非表示/違反報告)
yume - 面白いです!更新がんばってください! (2013年9月29日 10時) (レス) id: 7c57ad230a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:「てっとりーす」 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/aummtmt/
作成日時:2013年9月5日 4時