sixty. ページ16
「提案…？」
SN「うん､小さい頃からA､歌手になりたいって言ってたよね｡それは今も?」
「……うん」
SN「私も今歌手として一応働かせてもらってるけど…歌手ってね､凄い仕事だよ｡
自分の事を知ってくれてる人が沢山できるの｡
そしたらね､世界が広がるし､視野も広がるんだ」
「世界､が…」
SN「今もこうやって日本で活動してるじゃない？私」
「うん」
SN「やっぱりね､見てくれてる人が沢山が増えた｡
私を見ると元気が出る､って言ってくれるの｡
それみたいにAがもっと広い世界で活躍したらオンマも気付いてくれるんじゃないかなって」
「…オンマが?」
SN「うん､
でもそうなる為には誰よりも努力が必要｡ 休む暇なんてないし､遊ぶ時間もない｡ ただ人を幸せにしたい､世界を広げたいって思って努力すれば辿り着く場所なの」
「……」
SN「…落ち込んでちゃ何も始まらない｡ 世界も広がらないし､誰も自分になんか気付いてくれやしない｡
だから…まずは始めることからしてみない? 私も手伝うから､ね?」
そう言って私の手を取るオンニはとても優しい目をしていて､私の背中を押してくれているようだった｡
その日から､私は変わった｡
.
父のコネなしで､SMの練習生になった｡
毎日血のにじむ様な努力をして練習生活を過し､
苦手な学業も両立して頑張った｡
いろんな事があった｡
SM ROOKIESに加入出来て喜んだり
RedVelvetのデビューを逃して泣いたり
練習のし過ぎて足を痛めたりなんかもした｡
けれどその後も
" 努力 "
その言葉を信じてただひたすらに毎日を過ごした｡
.
そんなある日､アッパが私に持ち込んできたのは今回のプロジェクト｡
＿＿＿PRODUCE48だった｡
.
「PRODUCE48ー…?」
LS「Season1の時はうちの事務所からはわざわざ出すことは無いと思っていたけど､
今回のプロジェクトの合格者は活動期間2年で更に…日本デビューも出来るそうだ
お前にピッタリだと思ってな」
「日本デビュー…!?」
ふとオンマの顔がよぎる｡
日本で活動すれば…オンマが私に気付いてくれるかもしれない｡
またオンマに会えるかもしれない…!!
LS「…どうだ､やってみるか」
「…やります!!」
私は勢いよく返事をした｡
「そうか」と微笑んでくれるアッパ｡
「絶対…デビューしてみせる…」
私はそう呟いて､ 【PRODUCE48】の資料をぎゅっと胸に抱きしめた｡
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りーちゃん(プロフ) - 美琴さん» ありがとうございます！^^ (2018年8月25日 14時) (
レス) id: 5f2a7444be (このIDを非表示/違反報告)
美琴 - 続きが気になる！更新が楽しみ！！ (2018年8月24日 20時) (レス) id: f9ad85b8f6 (このIDを非表示/違反報告)
a - ありがとうございます！更新楽しみにしてます!! (2018年8月16日 8時) (レス) id: 14642bfb11 (このIDを非表示/違反報告)
a - めっちゃ好きです!!更新頑張ってください！質問なんですけど主人公の身長は何ｃｍなんですか？ (2018年8月15日 11時) (レス) id: 14642bfb11 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - 真希さん» コメントありがとうございます!! めっちゃ嬉しいです(´；ω；｀)頑張ります(´；ω；｀) (2018年8月7日 14時) (レス) id: 3eb4cc8e61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーちゃん | 作成日時：2018年8月2日 13時
