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3話 大広間 ページ7






「 あ、皆を 大広間へ集めて貰えますか? 」


この本丸へ来てからと言うもの。


まだ自己紹介をしていない。


まあ、皆からは 審神者は要らない、だの 帰れ、だの 言われるに決まっている。


「 まかせてください! 」


そう元気に立ち上がり、個々の部屋を周りに行く。


そんな今剣を見送りながら 、私は1人考え込む。



私は今迄どうやって ブラック本丸足るものを元に戻しただろうか。


__何度も殺されかけたなあ


__私の夕餉準備されてなかったり


__ずっと自分達の審神者で居てくれ と 懇願されたり



「 本当に色々あったなぁ… 」


そう、思い出してみれば自然と溢れる笑み。


上手くいかない事も沢山あった。


でもそれと同じくらい 幸せだった。


初めはどんな悪態を尽かされていても 、最後は皆笑顔で見送ってくれる。


過去のことを思い出して一人で笑っていれば、


「 ここに居たか 」


と、不意に背後から呼ばれる。


考えていたせいで 気配を感じ取れなかった。


…ほんっと、危機感ないな 私。

しかし、声の主の顔を見なくとも、誰かは分かった。


「 どうしたんですか?



___三日月宗近 さん 」


私がそう呼べば 彼は驚いた顔をした。…恐らく、だが。


「 皆が大広間へ集まったぞ 」


「 今から向かいます 」



最後迄顔を合わせる事無く私は立ち上がる。


彼の少し前を歩き、大広間へ向かう。


「 なあ、審神者よ 」


その彼の言葉と同時に ふわりと 温もりを感じた。



私は 彼に抱き着かれているのか。






そう判断するのは容易だった。







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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , ブラック本丸   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 椿さん» ご意見、ありがとうございます(´;ω;`) (2019年5月8日 22時) (レス) id: f7d2eb1740 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 今まで通りがいいです! (2019年5月8日 22時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - 【改】が更新されるのを待ってます!頑張ってください! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
キリンロング - 【改】が更新されるのが楽しみ過ぎて夜しか眠れません(真顔)。 (2019年3月30日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆらん | 作成日時:2019年3月26日 10時

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