_〈鶴丸国永〉 ページ41
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主に案内されて 、伊達の部屋に連れてこられる。
「 もし、なにかあれば 呼んで下さい 」
そう優しく言う主に 頷き、意を決して 部屋の襖に手を掛けた。
「 光坊、伽羅坊、貞…… 入るぞ 」
襖を開けて入れば、そこには目を疑う光景が広がっていた。
伽羅坊は部屋の隅でうずくまり、
光坊は寝込んでいる。
貞は 、そんな光坊を看ていた。
そして、光坊のその苦しそうな瞳が俺を捉えた。
「 あれ、鶴さん…… 折れたんじゃ… ? 」
そう、苦しそうに言葉を紡ぐ光坊を見て 胸の奥が、きゅう…っと痛む。
彼らが傷付いて、苦しんでいる間、俺は何も出来なかった。
否、彼らが苦しんでいること自体 知らなかった。
「 光坊、もう喋らなくていい……今、主を呼んでくる。
もう直に、楽になれるからな… 」
「 人間が、居るの?
此本丸に?」
そう、俺に問う光坊の目は何時もと違うように感じた。
「 鶴は騙されてる。
人間なんて 優しいのは初めだけだ 」
「 文句は 手入れされて、元気になってからだ。」
そして、俺は 主を呼びに行く。
もう、仲間が苦しむ姿は見たくない。
早く、皆で幸せになろうじゃないか。
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「 人間……
ボクが、殺さなくちゃ、…
貞、ちゃん…… ボクが 守る からね… 」
「 みっちゃん……、もう辞めてくれ… 」
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みっちゅぅぁぁぁああん(´;ω;`)
ごめんね!!!!
痛いのすぐ終わるからね……(´;ω;`)(´;ω;`)
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鶴(プロフ) - 椿さん» ご意見、ありがとうございます(´;ω;`) (2019年5月8日 22時) (レス) id: f7d2eb1740 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 今まで通りがいいです! (2019年5月8日 22時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - 【改】が更新されるのを待ってます!頑張ってください! (2019年4月5日 22時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
キリンロング - 【改】が更新されるのが楽しみ過ぎて夜しか眠れません(真顔)。 (2019年3月30日 22時) (レス) id: 390c1ef0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらん | 作成日時:2019年3月26日 10時