ブ ﾗ ッ ク 本 丸 担 当 審 神 者 ．【改】

_〈今剣〉 ページ18

※全て平仮名は読みにくいので、適度に漢字使います( ˇ ꒳ ˇ )




．






ぼくの、だいすきな 岩融(彼)は



ぼくの、だいすきな あるじさま に 自身をむけている。






あるじさまは、 前の にんげん とはちがう。





それは、 岩融もわかっているはずです。





あるじさまの れいりょく は、とても、澄んでいて とてもきれいだった。





こんなにも、汚れていて ボロボロなぼくたちを、





あるじさまは 治してくれた。 また、きれいにしてくれました。






それなのに、 岩融は 今、






あるじさまに 自身を向けています。







｢ いわとおし ｣






ぼくのなかで、 ぐるぐる と黒いなにかが うずをまきはじめました。






｢ いますぐ、それ(岩融)を かたづけてください ｣





ぼくが そう言えば、岩融 は ぼくをこまった目で見てきます。






｢ お前は騙されている。 目を覚ませ、今剣よ ｣






だまされているのは、どっちだ。






｢ あるじさまは、いままでの さにわとはちがう ｣







ぼくが、なにをいつても 彼は ぼくのことを信用しないでしょう。







ぼくは、いわとおしに、





にんげんを 信用してほしいわけじゃありません。







｢ なおしてもらったのに、





なんだ、そのたいどは ｣






｢ ！！！ ｣







ただ、






ここまで 元気に してもらったのに





'' ありがとう ''




も言わなければ、





自身をむける 彼にはらがたったのです。









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