あ、いたい。【我妻善逸】 (ページ3)

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善逸「あああああああっっっっ！！！

Aちゃん、なんでそんなに可愛いの、ねえ！！！」

善くんの首絞めから解放されて、咳き込んでいると、断末魔のような叫び声と共に後ろから抱き着かれる。

『ぜ、善くん…？』

善逸「痛いことして、苦しいことして、ごめんね

でも、Aちゃんが可愛いからいけないんだよ」

一緒にお風呂入ろっか、そう言って私を抱えて善くんはお風呂へ向かう。

…優しいんだ、善くんは。

殴られたり、叩かれたり、さっきみたいに首を締められたり、刺されたり、

色々、辛いことはたくさんあるけど、私の善くんは世界で一番優しいんだ。

『 …やっぱ、すき …… 』

善逸「ん？何か言った？」

『ううん、さっ、お風呂入りましょ！』

こんな愛のカタチ、可笑しい。

そんなの、私でも分かってる。

多分、善くんも。

でも、誰にも迷惑かけてないし

私が幸せだから、

善くんが、幸せだから、

それでいいの…。

善逸「大丈夫？傷痛む？？」

『善くんこそ、… 今日は派手にやられたねぇ』

善逸「ほんとだよ～～、炭治郎が居てくれたから助かったよほんとー」

私は知ってる、

善くんが、強いことを。

誰よりも、優しいことを。

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