SJ -Love M!ssion 3- SW

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「アイス買って来たんだ〜。
た、拓海くん･･･、窓拭きはそのぐらいにして、手を洗っておいで？」

「和山のお姉ちゃん、これは窓拭きじゃなくてトレーニングだよ。
シウォン考案の。」

窓拭きでしょ･･･、どっからどう見ても掃除でしょ･･･？

洗面所に走って行った拓海くんを見送って
縁側に座ったシウォン君は ばつが悪そうな表情で頭をポリポリと掻いた。

「どうすれば彼のヤル気を引き出せるだろうと考えた結果、こうなりました。」

「あ、そうなんだ･･･。
シウォン君もすっかり部長の家に慣れたみたいで安心したよ。
ね、上がってもいい？」

「もちろんですよ！どうぞどうぞ。
ただ広いだけで汚い家ですけど、窓はすっかり綺麗になりましたから！」


*

ぎこちないシウォンに代わって お茶を入れているとき、アイスを物色する拓海くんを見てふと思った。

「あれ、、拓海くんって韓国語･･･」

「最近ずっと、変な韓国人が家にいるからだよ。」

「あはは、変な韓国人だって。
ねぇ、それって僕のこと？」

ぎゅーっと拓海くんを抱き寄せるシウォンと、ちょっと迷惑そうな拓海くん･･･
ふーん、、。
部長一家には難しい家庭の事情があるらしいって、荷物運びを手伝った藤森が言っていたけど
それもシウォンくんが上手く解決したわけね。。

「和山のお姉ちゃんは お祖父ちゃんに用事があって来たの？」

「あぁ、うん･･･、そうだった。
出掛けてるなんて知らなくて、、電話してから来れば良かった。」

一心不乱でここまで来ちゃったからな･･･。

「･･･和山さん？？
何か悩んでるなら、僕が聞くけど。
むしろ、、僕に言って欲しいんだけど･･･やっぱりダメかな。」

伏し目がちにスプーンでアイスを突付きながら そう言うシウォンを黙って見つめた。

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