ずっと ページ1
ずっと好きだった。
貴方が代表として戦っていたときも。
聖帝として自分の大切なものを全て捨ててまでサッカーを守ろうと戦っていたときも。
それから、゛豪炎寺修也゛として帰ってきてくれたときも。
私の気持ちは変わらなかった。
「修也、髪伸びたね」
彼の背の後ろに座って下ろされた髪をそっと撫でる。
それから、見えないのを良いことに私はその髪を唇で掠めた。
いつも彼がやってくれるように。
「そうか?」
いつもより彼の声がこもって、低く響くのは私がそのまま背に耳を寄せたせい。
「うん。聖帝辞めてから一度切って短くなったけど、それから随分伸びた」
「そうか。愛は良く気が付くな。普通気付かない」
そう肩を揺らしながら笑いつつも幸せそうな声音に私もつられて少し笑う。
そんな時、無機質な彼を呼び出すコールが机の上で響き出す。
「愛ちょっと一瞬すまない」
言葉通り一瞬身体は携帯を取るために前に傾いて。
それからまたさっきの位置に戻ると思ったら、彼は私の肩を優しく抱いてた。
ぬくもりを感じながら、多分この電話は鬼道君だろうな。
そんなことを考えた。
「あぁ、鬼道か。…分かってる忘れてない。これから愛と行く」
やっぱり。
大体こう言う日程とかを電話で伝えてくれるのは鬼道君。
円堂くんはいつも不思議な時にかけてくる。
悪いタイミングとかじゃなくて、必要とした時に何故か真っ先に。
「愛雷門中にいくから準備してくれ」
「あっ、うん」
そう、今日は雷門中に行く予定だった。
どうでも良いようなことばかり巡らせていたらすっかり、頭から抜けていた。
久し振りに雷門に行く。
そんな気持ちが私の心を高鳴らせる。
「愛…」
「…?」
準備万端と言うように玄関で靴を履こうとしていた私を呼んで。
落ちてきたのは優しい口付け。
変わらないね。
本当に、修也は。
昔からキスの仕方が変わらないなんて何だか、嬉しい。
「有り難うっ…!修也、行こ!」
変わらない。
昔から口付けの後は顔が赤くなる所も。
それを隠すように何時もなら立って履く靴を座って履く彼が愛おしくて仕方無くて微笑んだ。
24の修也くん好き14の彼も好きですうっうっ、修也くん可愛い:;
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鬼道結衣(プロフ) - よろしくお願いします〜♪ (2014年6月20日 17時) (レス) id: 5a5c4d4f28 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 鬼道結衣さん» 友希大丈夫です~!よろしくお願いしますo(^o^)o (2014年6月19日 23時) (レス) id: c96389a4ce (このIDを非表示/違反報告)
鬼道結衣(プロフ) - いいえ^^よければ、友希を^^ (2014年6月19日 20時) (レス) id: 5a5c4d4f28 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 鬼道結衣さん» 鬼道結衣様、お返事が大変遅くなってごめんなさい(T-T)おかげ様で完結することができました!!結衣さんのコメントとても嬉しいです!有り難うございました(*^-^*) (2014年6月17日 23時) (レス) id: c96389a4ce (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 剣城麗亜さん» 剣城麗亜様、お返事が大変遅くなってごめんなさい(T-T)修京いいですよね!お好きな方に会えて嬉しいです///これからもよろしくお願いします(●^o^●)コメント有り難うございました! (2014年6月17日 23時) (レス) id: c96389a4ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かな | 作者ホームページ:http://www.pixiv.net/member.php?id=3875234
作成日時:2013年9月26日 0時