検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:78,973 hit

6 ページ41

え……??パンケーキ…?



え?!!



「あっ、あはは〜。う、うん。食べに行きたいなぁ、なんて話は確かにした気がする…ね?うん。あれって今日の放課後に行くことになってたんだー、へぇー、先輩知らなかったよ〜びっくり〜あはは…はは。」




これはマズイ雰囲気だ、なんて馬鹿な私でも流石にわかる。



「補習があるって言ってんだろ。」


低く威圧するような土方先生の声。
それでも総悟くんは全く怯む様子は無し。

「補習、補習って。それ、別に受けなきゃいけない義務もないですよねェ?土方さんが勝手にやらせてるだけでサァ。」

「…、」

「強制的な生徒の時間外拘束ってのは校則違反にはならないんですかィ?」

「俺の補習は別に強制させてるつもりはねぇ。」

「はい、じゃあ決定。」

「え"?ちょっ、総悟くん??!」

「悪ぃですけど、今日のところは放課後、A先輩借りまサァ。…問題ないですよね?先生。」

「あ、あの…っ、」


呆気にとられてポカンとしている私の腕を、総悟くんはヒョイっと簡単に掴み、行きますよ、なんて言いながらそのまま引っ張り歩き出す。






土方先生が見えなくなって、総悟くんと二人きりになったところで、やっとその手を離してもらえる。







「どういうことっ?」

はぁはぁ、と軽く息切れをしながら慌てて聞くと、総悟くんはゆっくり振り返る。


そしてまた、あの反則王子様スマイルを得意げに浮かべるんだ。


「今日の放課後に、またここに来てください。じゃあ、待ってるんで。」

「…っ、」

ドキッ−−−


耳元でそう囁いて、

総悟くんは私に手を振り自分の教室へと歩いていく。



「全く、強引どS後輩くんだなぁ…、」

休み時間の終わりを告げるチャイムを聞きながら、私は赤くなった顔を隠すように顔をうつむかせていた。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定タグ:土方十四郎 , 銀魂 , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ばりお。 - ぎゃぁぁあ!!!!土方さんカッコよすぎる。私得だ…( ´∀`) (2019年8月1日 22時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:メイ | 作成日時:2019年3月20日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。