41 お風呂２ ページ41
「ごめん〜…こんな時間に…」
「や、大丈夫だけど、壊れたんならしょうがないしょ」
「…ありがとう」
蘭の家にお邪魔するが、二人で会うのもこんな深夜に顔をあわせるのも不自然な気がして緊張してしまう。というか私は蘭の家で裸になって大丈夫なのだろうか、いや別に蘭を変に疑う気持ちなんてないのだけど。
「A？、大丈夫？」
「わわ！だ、大丈夫…、え、だ、大丈夫だよね…？」
「えっ？あー、…ごめん、簡単に風呂呼んだけど、覗くとかはしないので…神に誓って…」
「蘭〜…そうだよね、ごめんちょっと疑ってー…」
「Aが嫌なことはしないけどなー、…あと俺もう少し胸ある子の方が好きだし」
「うわ！うるさっ！！お風呂！かります！！！」
蘭は私を軽く安心させるように冗談をかましては、お風呂と部屋の仕切りになっている扉を閉めて部屋でゲームを始めた、そのおかげで気楽にお風呂に遣っては彼の優しさに口角が上がり、お風呂に入れることの幸せも噛み締めた。
「蘭、ありがとう〜！きもちよかった〜」
「ん〜、どういたしまして、あ、ねえそれAが使ってる化粧水？」
「うん、そうだよ〜、お肌がツルツルになります」
「え、ちょっと頂戴、お風呂代で」
「お風呂代じゃなくてもあげますよ」
私が使う化粧水に興味を示した蘭は私の隣に腰掛けては二人で顔をぺちぺちとタッピングする、蘭はたまに肌荒れするので自分に合うスキンケアを求めているらしい。
「Aさ〜…」
「ん？なに？」
「誰の家でもひょいひょい行っちゃダメだからね」
「…うん。」
「今日誘ったのは俺だけどさ〜〜！」
化粧水を顔に含ませていたせいか、蘭の表情は手で覆われて見えなかったけど、蘭なりの優しい忠告がすこし申し訳なく思う夜になった。
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lllsaitoulll(プロフ) - かびさん» ありがとうございます！ペース遅めですがよけえば楽しんでいってください！ (2020年6月9日 1時) (
レス) id: 9c4d7f9ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かび - 楽しませて貰ってます！更新待ってまーす！ (2020年6月8日 12時) (レス) id: a6577ee058 (このIDを非表示/違反報告)
lllsaitoulll(プロフ) - キアンさん» コメントありがとうございます(^O^)がんばります！ (2020年6月6日 1時) (レス) id: 9c4d7f9ca9 (このIDを非表示/違反報告)
キアン(プロフ) - おわ〜展開が気になります！更新頑張ってください！ヾ(≧∀≦*)ﾉ〃 (2020年6月5日 7時) (レス) id: dc2584af8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉藤 | 作成日時：2020年6月2日 1時
