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29 お菓子作り ページ29

「これはどういう状況ですか…?」

「いやだから、Aに選ばれたのが一番ってわけ」

「一生懸命作ったから、うまいといいんだけど」

「やー!他の三人のやつも楽しみやわあ!」

「まぁ…自身はありますけど…ネ…」

いつもの四人に突然呼び出されてはっちさんの家に集まると、それぞれが自作したお菓子を持ち込んではテーブルを囲んでいた。経緯はわからないけれど、この中で一番美味しいお菓子を作った人が勝ち?みたい、私が選んだものが一位になるような空気感がむんむんに出てしまっていて荷が重いことを今更気づいた。

「じゃあまず俺から…」

「え!かわいい…ぺんぎんがプリントされてる…、手作りですか?」

はっちさんが出したのはクッキーにチョコでプリントがされているクッキー。売り物かのように均一に揃った形がはっちさんの丁寧な性格を表していた。

「え、そうだけど、結構簡単だった。」

「いただきます!わ、さくさくだ…甘さも丁度いい…。」

「じゃ、じゃあ次、俺!」

「すぎるさんはマフィン!?すごい〜!」

すぎるさんがカラフルなお皿に並べてきたマフィンは綺麗に全部焼きあがっていて、中にはカラフルな砂糖菓子も入り込んでいる。もちろん味も美味しい。

「え、じゃあ俺だしていい?」

次に蘭が出したのはかぼちゃケーキ。見た感じはかなり美味しそうに焼け上がっているし、まだ暖かさも感じる。

「んー…なんか、生っぽい…プリンみたい…」

「あーなんか焼き加減たりんかなーと思ったんだよね」

「じゃあもうちょい焼いてこいや!

「じゃあ最後俺ですね〜」

「お、おお…?」

最後に出してきたしゅうさんのカップケーキは土台としてはうまくできていそうなものの、表面にチョコペンで乱雑にデコレーションされていて、少し戸惑う。

「あ、でも見た目の割に…」

「ちょ、ちょっと…可愛いでしょーが…」

「んで!誰が一番美味しかったかAちゃんに決めてもらいたいねん!」

「え!?えぇ〜…決められない…みんな美味しかったな〜…」

「いやどう考えても俺のでしょ、あの手作り感がいいんじゃんか」

「いや〜俺のも負けてないですよ?」

「おれのセンスでAちゃんの心鷲掴みやろ!」

「うーん頑張ったけどなあ…」

そういって口々に負けず嫌いな四人の会話が少しづつアップグレートしていったが、だらだらとみんなのお菓子を食べあっているうちに気付いたらその口論も落ち着いて、初めてみんなで一緒にゲームをして遊んだ

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lllsaitoulll(プロフ) - かびさん» ありがとうございます!ペース遅めですがよけえば楽しんでいってください! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 9c4d7f9ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かび - 楽しませて貰ってます!更新待ってまーす! (2020年6月8日 12時) (レス) id: a6577ee058 (このIDを非表示/違反報告)
lllsaitoulll(プロフ) - キアンさん» コメントありがとうございます(^O^)がんばります! (2020年6月6日 1時) (レス) id: 9c4d7f9ca9 (このIDを非表示/違反報告)
キアン(プロフ) - おわ〜展開が気になります!更新頑張ってください!ヾ(≧∀≦*)ノ〃 (2020年6月5日 7時) (レス) id: dc2584af8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:斉藤 | 作成日時:2020年6月2日 1時

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