私の兄は片や警部、片や行方不明【名探偵コナン】

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昴「可愛いじゃないですか？」



『そのセリフ、モテる人しかパッと出てこないですよ』




「そういう昴さんは得意なんですか？」と聞くと、「一応東都大学院の工学部なので…」と返された。



まさかのエリート？頭良い？




昴「諸伏さんは、どこの大学に通われてますか？」



『長野の大学に通ってました』



昴「こっちに引っ越してきたんですか」



『そうですね。ずっと向こうで兄と暮らしてたんですけど…』



昴「ご兄弟がいらっしゃる？」



『兄が２人………随分質問しますね？』



昴「失礼しました。迷惑でしたか？」



『あ、いえ、別に…大丈夫ですよ』



コナン「……」



『あー、コナンくん！最下位決定戦でもしようか！』



コナン「えっ！？」




なんか気まずい空気感。



それを逃れようとコナンくんに提案しましたが、惜敗しました。



ちびっ子たち曰く、100万人に１人くらいしかコナンくんに負ける人は居ないそう。



そんなに？ むしろレアな人間じゃん！(ポジティブ)




昴「これは、酷いな…」



『ちょっと、昴さん！』



光彦「ドングリの背比べでしたね、、」



昴「私ともやりますか？」



『え、やだ』




問答無用で試合開始。瞬殺にも程があるね。




『もおおお！いじわる！！』



昴「ははっ笑」



コナン「(昴さんが笑った！？)」



『はぁ… いいですよ… あ、私帰ります』



元太「ええ！もう帰んのかよ！」



『家の場所分からないから笑 暗くなる前においとましますね』



歩美「もしかして、地図も読めないの？」




歩美ちゃんに「しーっ」と人差し指を立てて言う。



またも、ちびっ子たちに笑われた。



さすがに読めない訳じゃないけど。でも方向音痴だから。



意味がないんだよ。




昴「送りましょうか？」



『え…大丈夫ですよ(^^)』




おもむろに立ち上がった昴さんに、手で制止する。




昴「迷子になったら困る。私の方が道は分かりますから」



コナン「その方がいいよ。Aさん、ここに来るまでもずっときょろきょろしてたし」



『くっ…それもそうだ。…お願いします……』




でもそれ、今日会ったばっかの人に、家バレるってことじゃない？



まぁ、いいか。多分。なんとかなる










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