【rtrt】不安症の彼 (ページ3)

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０３。ページ3

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「あ、いたいた。お疲れ様」

彼は人見知りなので店員さんと話すのもあまり好きではない。だからこうやって外まで迎えにいくのがいつものお決まりだ。

「うん。今フジくんとキヨくんといたの？」

「そうだよ、中で待ってるからいこ」

そう言うとちょっときて、と言いながら腕を引っ張られて路地裏に連れていかれた。

「ん…ちょ、そこ見えるんじゃ…」

人目のない場所で人目につくような場所にキスマークを付けられた。首元で見えるか見えないか、頑張れば隠せるけど今の服では少し難しい。

「ふふ、これで誰にも取られんやろ？」

満足気に笑うので、かわいいなあと思いながら頭を撫でた。

少し照れくさくなって、ほらふたりが待ってるよ、と手を握った。もう少し、という彼の力には叶うはずもなく今度は唇に優しく口付けされる。

「Aちゃん、ビールの味する…」

「ふふ、ほらいこ！」

ようやく満足したようで、すぐに個室に向かった。

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「おーきたきた。遅かったじゃん」

「おっす。」

「おー、お疲れ様
なんかフジくん久々だね」

「そうだねー、最近一緒に動画撮ってないもんね」

すぐにレトさんの注文した飲み物がきて、また乾杯する。

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