【鬼滅の刃】光柱はネガティブすぎる

6話 ページ7

炭治郎side



伊「不死川、日向では駄目だ
日陰に行かねば鬼は出て来ない」


不「お館様、失礼仕る」


禰豆子…！


炭「やめろーーーーっ！！！」


禰豆子の元へ駆け寄ろうとしたが、地面に押さえつけられる。


息ができない…苦しい


不「出て来い鬼ィィ！
お前の大好きな人間の血だァ！！」


胡「伊黒さん、少し強く押えすぎでは？
竈門くんが苦しそうです」


伊「動こうとするから押さえているだけだが？」


胡「…竈門くん、肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」


何かを言っているけど聞こえない


…禰豆子…禰豆子！


炭「ぐっ…あァ〜！」


腕の縄を引きちぎり、禰豆子の元に駆け寄る


炭「禰豆子！！」


禰「！！」


ゆっくり近づいていた禰豆子の足が止まった。
そして、血が出ている腕からプイッと顔を背けた。


産「どうしたのかな？」


「鬼の女の子はそっぽ向きました
不死川様に三度刺されていましたが、目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです」


産「ではこれで禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね」


不「！！」

炭「！！」

産「炭治郎
それでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう」


はっ…急いで頭を地面につける


炭「(なんだろうこの感じ
ふわふわする…声？この人の声のせいで頭がふわふわするのか?)」


産「これから炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えることを証明しなければならない。
十二鬼月を倒せば炭治郎くんの言葉の重みも変わり、皆も認めてくれるだろう」


炭「俺は…俺と禰豆子が鬼舞辻無惨を倒します、俺と禰豆子が必ず悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう。」


産「今の炭治郎にはできないから
まず十二鬼月を倒そうね」


炭「はい…。」


産「鬼殺隊の柱たちは当然抜きん出た才能がある
血を吐くような鍛錬で自らを叩き上げて視線をくぐり、十二鬼月をも倒している
だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ
炭治郎も口の利き方には気をつけるように」


炭「は…はい」

産「炭治郎の話はこれで終わり
下がっていいよ
そろそろ柱合会議を始めようか」


胡「でしたら竈門君は私の屋敷でお預かりしましょう」


炭「えっ？」


胡「はい！連れて行ってください！」


「前失礼しまァす！！」


そう言って隠の人が俺と禰豆子を抱えて走った。


待って、まだやることが


炭「ちょっと待ってください！！」


俺はそう言ってさっきの場所に走って戻った。

7話→←5話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す