41話 ページ45
貴女side
柱になった貴方を柱合会議で初めて見たとき、とても寂しそうだった…かなしそうな、そんな目をしていた。
空っぽだった私の心を埋めてくれた人…初めてだった。お館様のためだけに生きていた私が、誰かに興味を持ったこと。
昔の私と同じような悲しい目…歳も同じくらいだから、私みたいな子供は鬼殺隊にいないから、だから興味を持った。
どんな子なのか、とても気になった。でも、直接話しかける勇気もなく…だから、お館様に聞いてみた。
この時の私は、お館様の役に立つ為に鬼を斬るだけだった。もしも、見た目を気味が悪いと思われたら…?そう思うと、怖かった。
元々話すのも苦手なため、他の柱の人とは任務時以外話したこともない、そんな状態だった。
『あの…お館様、えっと…その…時透さんの事を…教えてほしい、です』
今でも覚えている、お館様が驚いた顔をしたこと。そして、嬉しそうに笑ったこと。
産「ふふ、そうか。Aは、無一郎の事が知りたいのか…」
『あっ…すいません、私なんかが…こんなことを聞くなんて、烏滸がましいですよね…』
産「違うよ、私は嬉しいんだ。
Aが、誰かに興味を持った事がね。Aが私の為に頑張っているのはよく知っているよ、自分のやりたい事、好きな事を見つけてくれた事が嬉しいんだ」
『興味を持った?私が…?』
お館様に言われて初めて気づいた。鬼を斬る以外、考えたことなかった。本当に私は…
『彼の事が気になるのです。知りたいと…そう思いました』
産「無一郎はね……」
どんな子なのか…?そんな疑問はお館様の話を聞いていくうちに、はっきりしていく。
刀を握って二ヶ月で柱まで昇格した天才剣士、物事をすぐに忘れてしまう、鬼によって双子の兄を殺されてしまった…そんな過去…
産「無一郎はね、記憶がないから…不安なんだ、自分では気づいていないかもしれない、だからAも気にかけて欲しい」
『…でもっ、私は…人とは違うから…だから』
あの目を向けられるのはもう嫌だ、憎悪に満ちた目で見られるのは…怖い
産「大丈夫だよ、ここには色々な人がいる。
他の柱だって、君のことを気にかけているんだよ?Aの事をわざわざ聞きに来る子もいる」
____
「いつも怯えているんです…どうすれば良いのでしょうか?」
「あいつは派手に、俺達を避けてる…話しかけていいのかわからねぇ…」
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酔知魔仁(プロフ) - キメツ学園のお話、ぜひ見たいです!!続編お待ちしてます…( ᐡᴗ ̫ ᴗᐡ)💭(夢主ちゃんのイラストもう少しです…!) (2022年6月9日 17時) (レス) @page50 id: de62c28f20 (このIDを非表示/違反報告)
ニヒル - 続編作って欲しいです!!鬼滅学園のお話が気になっしかたないんです。 (2022年6月4日 11時) (レス) @page50 id: 2105141ddb (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - 鬼滅学園のお話しもぜひ見たいです! (2022年6月4日 10時) (レス) @page50 id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 天喰先輩に負けず劣らずノミの心臓の夢主ちゃん可愛い‥‥更新頑張って下さい! (2022年5月4日 20時) (レス) id: 9441486e53 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒の帝王!!!!! - 酔知魔仁さん 夢主ちゃんのイラストお願いできますか? コメントありがとうございました! (2022年4月29日 9時) (レス) @page36 id: ceb2fd02d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暗黒の帝王!!!!!!!! | 作成日時:2022年4月11日 14時