【鬼滅の刃】光柱はネガティブすぎる

37話 ページ41

貴女side




木刀を打ち合う音、悲鳴のような声が聞こえる。


『…隙だらけ』


そう、私達は今柱稽古の真っ最中だ。


「なんでそこで…!」

「うァァ…」

「…し、死ぬ…?」

「無理無理無理絶対無理…っ」


なんて、言葉を呟いている。


ついに幕を開けた柱稽古、
私は前から6番目、風柱の次だった。


太刀筋の矯正、不死川さんによる切り合い
これらの経験をいかし連携させて、私に斬りかかる訓練をさせている。


視野が広く、筋肉の動きを見ることが出来る私だからこそできるものだ。


初めて会った違う呼吸の一般隊士でも、下弦程度の鬼を倒せるように連携してもらわないといけない。


しかし、なかなか連携を取れないようだ…


「おい!なんで木刀が飛んでくるんだ…!」

「いってぇ!腕あたったわ!」


などなど、それぞれが足を引っ張っている…。


『…本当に隙だらけだよ、それじゃあ私に攻撃当てられない』


音柱達が若手にイライラしてたけど、
一理あるのかもしれないと思った。

前に稽古をつけた、炭治郎君達はもっと出来てた…


『ちゃんと連携して、でないとこの稽古の意味がない』


5人一組で、5人とも私に攻撃を当てられたら合格なのに全然駄目…


とっくに炭治郎君達も行っちゃって、
だんだん飽きてきちゃったよ。


『…もういい、作戦立てながら
休憩して』


隊士の稽古づけを一旦休み、
自室に行く。最近は、無一郎君との文通が多いのだ


『ふふ、無一郎君のところは全員通過したんだ…』


相変わらず簡潔な手紙だけど、なんていうか…とっても嬉しい


返事はなんて書こうかな?そんな事を考えていた時だった…。


















「緊急招集ー！緊急招集ー！産屋敷邸襲撃！！」

そんな最悪な知らせが届いたのは…｡

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