11話 ページ12
貴女side
…地面が硬くない
ここはどこだろう?
いつの間にか目隠しが外されており、何年も見ることのできなかった光や色、景色などが見える。
産「目が覚めたんだね」
誰も居ないと思っていた、しかし声が聞こえてくる事がこの部屋に人がいるのとを示していた。
『……うっ……あっ…』
恐怖、不安、それらが入り交じり喋ることが出来ない。
産「大丈夫だよ、ここには君に危害を加える者はいない。」
その声を聞いていると何故か、頭がふわふわする。
『(頭がふわふわする、とても安心する声…)』
産「落ち着いたかい?」
そう聞かれた。私は喋ろうとした
そしてぐーっとお腹が鳴る。
怯えて部屋の隅に走ろうとする、しかし身体が動かない
産「あまね、この子に食事を」
あまね「はい」
村で聞こえた声がした
そして少しすると食事が来た。
産「お腹が鳴るのはね、君の体が生きようしているから。それはとても良いことなんだよ」
食べなさい、そう言われた。
『………パク』
一口食べた。とても美味しい食事に夢中になりながら、出されたご飯を食べ続ける。
『むぐもぐ…ぐす、もぐ、ぐす。ぐす』
頬に温かいものが伝っていく。それがなにか分からない、そしてとても心が温かくなっていっく。
全部食べ終わった頃、急に身体が痛みだした。
感じることのできなくなっていた「痛み」が。
産「今は、生きることを考えるんだ。
怪我もとても酷い」
…生きる?…私は生きていていいの?
私は生きていていいの?身体中が痛くてたったその一言が言えなかった。
産「怪我を治すためにまずは眠りなさい。」
それは私の心を見透かしたような言葉だった。
私に生きてていいんだよ、そう言っているような
そして私はまた深い眠りに入っていた。
〜一週間前〜
産屋敷side
悲「鹿野山の近くの村に、ですか…?」
産「あぁ、私の感だがおそらくそこに何かがあると思うんだ」
悲「……」
産「あまねを遣わせようと思っていてね
念の為護衛をしてもらいたいんだ
頼めるかい、行冥」
悲「御意」
何かは分からないけれど、鬼殺隊にとって大きななにかに繋がる。
産「頼んだよ、行冥」
そしてあまねと行冥を鹿野山の村に向かわせた。
その5日後、あまねと行冥は小さな子供を連れて帰ってきた。
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大正コソコソ噂話
Aちゃんの好きなことは空を見ることです。
特に星空を見るのが好きです。
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酔知魔仁(プロフ) - キメツ学園のお話、ぜひ見たいです!!続編お待ちしてます…( ᐡᴗ ̫ ᴗᐡ)💭(夢主ちゃんのイラストもう少しです…!) (2022年6月9日 17時) (レス) @page50 id: de62c28f20 (このIDを非表示/違反報告)
ニヒル - 続編作って欲しいです!!鬼滅学園のお話が気になっしかたないんです。 (2022年6月4日 11時) (レス) @page50 id: 2105141ddb (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - 鬼滅学園のお話しもぜひ見たいです! (2022年6月4日 10時) (レス) @page50 id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 天喰先輩に負けず劣らずノミの心臓の夢主ちゃん可愛い‥‥更新頑張って下さい! (2022年5月4日 20時) (レス) id: 9441486e53 (このIDを非表示/違反報告)
暗黒の帝王!!!!! - 酔知魔仁さん 夢主ちゃんのイラストお願いできますか? コメントありがとうございました! (2022年4月29日 9時) (レス) @page36 id: ceb2fd02d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暗黒の帝王!!!!!!!! | 作成日時:2022年4月11日 14時