第99話 ページ49
ゆっくりとした時間も良いが、今からは動画を撮らなければならないので二人を起こす為、モトキはカメラを回しながら寝室にやってきた。
このセカンダリにタイトルを付けるとしたら｢ンダホおはようチャレンジwithちゅん｣だろうか。
ﾓﾄｷ「ンダホ〜ちゅん〜、起きて〜」
体を優しく揺するとすんなり目を覚ましたAに対し寝返りを打つだけのンダホ。
そこにシルクがやって来て軽く頬を叩くと飛んでくる腕。
ｼﾙｸ「痛てぇ…」
ﾓﾄｷ「あー、起きないねぇ」
何度も叩いてやっと言葉を返すまでに起き始めた脳。
しかし目は瞑っているので恐らく半分寝ている。
ｼﾙｸ「こっからはもう大丈夫」
ﾓﾄｷ「何か策が？」
ｼﾙｸ「脅かします」
ﾓﾄｷ「わー、シンプル」
ｼﾙｸ「ｺﾞﾎﾝｯ……にﾞゃあ！！」
耳元で叫ぶとビクリと反応してぱっちり開く目。
｢おはよう｣と笑いながら言うと、小さく返してくれた。
ｼﾙｸ「動画撮るよ」
ﾝﾀﾞﾎ「…はい」
ｼﾙｸ「あっ、コラちゅん！寝ーるーなー」
『あとごふん…』
ｼﾙｸ「五分じゃねぇ」
やっと覚醒した二人も混じえソファに並び撮影開始。
今回の動画はお知らせ動画。
ンダホの髪がぴよん、と跳ねているが本人は気付いてないのでそのままでいいだろう。
ｼﾙｸ「どうも、Fischer'sシルクです」
ﾏｻｲ「マサイ」
ﾓﾄｷ「モトキー」
『すん』
ﾝﾀﾞﾎ「ンダ…待って、待ってごめん」
ｼﾙｸ「いや、今のはこいつが悪いわ」
ﾝﾀﾞﾎ「すん…すんって」
『ごめんなさい、起きてなかったわ脳が』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 94人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：憐
| 作成日時：2018年5月6日 20時
