第87話 ページ37
ｼﾙｸ「どうもFischer's、シルクです」
『ちゅん』
ﾝﾀﾞﾎ「ンダホっ」
ﾏｻｲ「マサイ」
今日はこの四人で都内の高校に来ていた。
普段とは違うフォーマルな格好で校内の応接室にて撮影中。
ｼﾙｸ「今月、UUUM事務所の方で視聴者さんからの依頼を受けて動画を撮ろうという企画がありまして、他のクリエイターさんの方でも何本か既に企画動画が上がってると思うんですが我々Fischer'sにも沢山のご応募頂きましてありがとうございます」
「「『ありがとうございます』」」
ｼﾙｸ「そして今回、この高校で素敵な企画をさせて頂くんですが…まず依頼者の方をお呼びしましょうかね」
呼ばれて登場したのは、三年生の女子生徒二人と若い男性教師。
｢宜しくお願いします｣と頭を下げ企画の内容を説明する。
ｼﾙｸ「えー、まず今回応募頂いた伊東さんと佐々木さんと、その担任の立木先生です」
「宜しくお願いします」
ｼﾙｸ「早速なんですが、こちら立木先生は奥様がいらっしゃるそうで」
「はい」
ｼﾙｸ「奥様もこの学校の先生と」
「そうですね」
ｼﾙｸ「出会ってどのくらいですか？」
「僕達此処の高校の同級生で…六、七年…ぐらい…？」
『…すげえ』
ﾝﾀﾞﾎ「高校からの付き合いでお互い母校で教師をしてるってこと？」
ﾏｻｲ「超素敵」
高校から付き合って今まで七年と話す教師はちゃんとしたプロポーズも結婚式もしていないそうで、その話を聞いた今回の依頼主の女子生徒が企画に応募した。
二人の先生はどの学年の生徒からも人気で、母校ということもあり、この企画で正式にプロポーズをし、生徒達が日頃の感謝も込め模擬結婚式を自分達で行ってお祝いしたいと話した。
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作者名：憐
| 作成日時：2018年5月6日 20時
