虹 (ページ30)

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第80話ページ30

当選者に渡して握手。
値段を聞いてしまった為両手で大事そうに持ち、ステージを降りていった。

ﾀﾞｰﾏ「そんな慎重に持たんでも」

ﾏｻｲ「二千円なんで大丈夫、もっと高額のものうちにあるし」

『マサイの家めっちゃハンドスピナーあるよな、ヨーヨーと』

ﾏｻｲ「小学生が好きな玩具好きなんで」

最後はリーダーのシルク。
ニコニコと持ってきた物を勢い良く出した。

ｼﾙｸ「はい！グレーのニット帽！」

ﾝﾀﾞﾎ「それってさ、福袋のやつ？」

ｼﾙｸ「そう、死ぬ程出てきて人にあげたりしてたんだけどまだ家にあったから」

『あ、俺も貰ったわ。そういえば』

私物プレゼント最後の当選者がステージに上がってニット帽を受け取ろうとすると、シルクは優しくその方に帽子を被せた。
｢似合う～｣と笑って握手。

ｼﾙｸ「さ、私物プレゼントが終了して次は色紙！一気に五人引くので当たった人は前へお願いします」

次々にステージへ来るお客さんを、ンダホとモトキが｢いらっしゃーい｣と出迎えた。
初の男性当選者もいて、長身の男性にシルクは睨み気味に見上げる。

ﾝﾀﾞﾎ「睨むな睨むな」

『お兄さんスタイル良い。ンダホぐらいあるんじゃない？』

ﾝﾀﾞﾎ「身長幾つ？」

「180cmです」

ｼﾙｸ「彼女は？」

「今日、一緒に…」

ｼﾙｸ「リア充がァァァ！」

『誰かシルクを止めて！』