第73話 ページ23
ンダホの格好に触れ、適度に話もそれた所で次に出されたテーマは「お正月何してた？」
言わずもがな、と全員同じ答えを口にする。
ｼﾙｸ「メンバーで集まってたね」
ﾀﾞｰﾏ「毎年恒例だな」
ｼﾙｸ「鍋食って初日の出見てダラダラして解散して実家帰ったわ俺」
『俺も大体そんな感じ』
ｻﾞｶｵ「皆そうじゃない？」
気付けばまた話は色んな方向へ広がりやっとSEが鳴ったとモニターを確認すれば、とんでもない内容にシルクは一瞬固まった。
ﾝﾀﾞﾎ「「リーダーを褒めて」！？」
ﾓﾄｷ「恥ずかしいお題だー！」
ｼﾙｸ「なんだこれ！」
｢リーダーを褒める｣というシルクだけが恥ずかしいお題に会場は沸き起こり、嫌々と首を振るシルクを無視してメンバーは語り出す。
ﾝﾀﾞﾎ「じゃあ俺から行きましょう」
ﾀﾞｰﾏ「お、ンダホ」
ﾝﾀﾞﾎ「まぁ、皆知っての通り仲間想いの男なんですよ」
ンダホの話をニヤニヤと見守るメンバーと観客。
一方のシルクは台本で顔を隠してダーマの後ろに隠れた。
ﾝﾀﾞﾎ「アスレチックで結構足引っ張っちゃって、その時に彼がね、いっつも励ましてくれるんですよ」
ﾀﾞｰﾏ「動画では口悪いのにな」
ﾝﾀﾞﾎ「そう！でも大丈夫大丈夫って言ってくれて、俺がクリアするまで絶対待っててくれる」
『優しい〜やだ〜』
ﾝﾀﾞﾎ「やだ〜」
ダーマが後ろに居るシルクを引っ張り前に立たせる。
恥ずかしがるシルクを観客が煽る。
ｼﾙｸ「次行こう、さっさと終わんぞ」
ﾓﾄｷ「まだありまーす、ハイハイ｣
ﾝﾀﾞﾎ「はい、もっきゅん」
ンダホがモトキを指名してニコニコとシルクを見詰める。
シルクは何を言われるのか期待しつつ、嬉しい事を悟られないように片眉を顰めた。
ﾓﾄｷ「俺は知ってんだ、シルクがめっちゃ優しいこと」
ｼﾙｸ「もういいもう勘弁して」
ﾓﾄｷ「えー、こちらは最近の話になるんですけど」
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作者名：憐
| 作成日時：2018年5月6日 20時
