第64話 ページ14
最初の30秒は0％の無の状態。
しかし先に笑わせてしまおうと、はじめは白目を向いたりしている。
一方のマサイは一点だけを見つめ全く動かない。
此処でアラームが鳴り二人共一気にハイテンション。
ﾏｻｲ「ぴょぉぉおぉ！！！！米！！！！！！新潟の！！！米！！！」
マサイがそう叫ぶと吹きそうになって思わず顔を逸らす。
隣のはじめも飛んだり跳ねたり。
はじめ「シルク、シルク、見て！ミートボール」
「『ぶふっ』」
昔、シルクにやられたネタをやると見事二人同時に吹き出し、丁度タイムアップ。
それは狡いと笑い転げるシルクとA。
はじめ「やった〜、うぇ〜い！」
ｼﾙｸ「そう来たかぁ…ミートボール…覚えてたか…」
『腹痛てぇ、むりだむり』
ｼﾙｸ「お前新潟の米って何だよ」
『ぴょぉー言ってたな』
ﾏｻｲ「ちょっと俺よく分かんない、必死で」
続いてはAとシルク。
水を含んだマサイがタイマーを押した。
さっきと同様最初の30秒は0％のテンション。
シルクの目は完全に死んでいる。
30秒経過し一気に100％にテンションを引き上げる。
ｼﾙｸ「ほぉぉぉっ…いった、机…っ、角っ…」
『あぶ、あぶあぶあぶ』
シルクはデスクに足をぶつけ、Aは急に赤ん坊になった。
何ともカオスな状況にマサイは水を吹くが、はじめは何とか耐えている。
そこでシルクも赤ん坊になり二人がじゃれ始めた。
ｼﾙｸ「あぶ、あびあびゃあ」
『あびゃぁ！！』
ｼﾙｸ「えっ？」
急にAからビンタを喰らい機嫌よく赤ちゃんごっこをしていた顔が23歳の成人男性に戻った。
その落差ではじめも等々水を吹く。
タイムアップとなり、Aがガッツポーズをする隣でシルクはまだ頬を抑えている。
『やりました、シルクさん』
ｼﾙｸ「びっくりしたぁ、俺…何があったの」
はじめ「今のは駄目！結構ガチのビンタだったよ！」
ｼﾙｸ「はじめさん俺…右頬ありますか今…」
『やりすぎちゃった〜』
はじめ「こんなちゅん見たことない…」
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作者名：憐
| 作成日時：2018年5月6日 20時
