虹 (ページ12)

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第62話ページ12

また月日流れ、Aの足の包帯が取れた。
骨は繋がり動いても異常はないとの事。
丸々二ヶ月と数日ベッドから降りられなかったので、今日からリハビリ。
セカンダリに上がる｢病室のちゅん｣シリーズも四本目になっていた。

ﾝﾀﾞﾎ「はい、Fischer'sセカンダリです。今からちゅんちゅんのリハビリについて行こうと思います」

この病院のリハビリルームはジムのようになっており、入院患者以外も時間帯により使用出来る。
昼食時は使用する者が居ないので特別に許可を得てカメラを回している。

ﾓﾄｷ「まず立てる？手持とうか」

『あ、怖い』

ｼﾙｸ「モトキ左側行って」

ﾓﾄｷ「はいよ」

暫く歩いていないからか、恐怖心が生まれる。
以前のような筋肉を取り戻すにはまだ少し時間が掛かりそうだ。
シルクはAより興奮気味にリハビリルームを見渡した。

ｼﾙｸ「へぇー、此処マジでジムみたいだな」

ﾓﾄｷ「すげー」

ﾝﾀﾞﾎ「リハビリコーナーあっちだね」

二人のアシストも得て、久し振りに体を動かす。
早く外で皆と遊びたいと思う気持ちも日に日に強まった。

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ﾝﾀﾞﾎ「もしもーし！ちゅん？」

『あ、ダホ？今何処？』

ﾝﾀﾞﾎ「もうすぐ着くよー！今病院近くの信号待ち！」

『へーい』

突然事故に遭い入院から約三ヶ月。
等々退院の許可が下りた。
傷痕は残っているものの、大きな怪我をした所は完治した。
ンダホの迎えを待ちながら久し振りにTwitterを開く。

ちゅん【Fischer's】@tyun_Fischers

お久し振りです！
皆様御心配お掛けしましたが本日退院しました！
ンダホが今から迎えに来てそっから早速撮影！

いいねの数もリプの数も凄い数字になり一つずつ見てありがとうの意味を込めていいねを押す。
数分後ンダホが到着しシルクの家へ。