廿玖 ページ33
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「そういえば、菅原氏の五条家に稀な目を持った子が生まれ落ちたらしいぞ」
『へぇ、お前そういうの分かるんだね』
「吾は耳が早いんじゃよ」
『ふーん…稀な目、六眼…因果の始まりか…』
「？まあ呪力の流れや術式の情報が分かると聞いたぞ、会ってみたいのう！」
『……はは、近い内に会えるさ』
・
天狐とそんな話をしたのが十数年前。
遂にやってきたのだ、星漿体の護衛が。
『五条悟の御先祖様、ね。一体どんな顔してるのやら』
※天狐は影で待機
デートの待ち合わせのように、私は星漿体のいる屋敷の門で五条の六眼を待っていた。
はよ来いや女を待たせんじゃねえ。
そんなこんなで六眼合流。私は目を見開いた。
「初めまして、宵薙の不死鳥殿、五条と申します。天元様の命により、共に星漿体の護衛を務めさせて頂く事になりました。どうぞよしなに」
美しい白髪の頭を下げ、その碧眼を不安げに私へ向ける。
お、お前……
……ごじょさとフェイスやんけーーー！！！
え、五条悟先祖からあんな素敵な顔面してんの？？「不死鳥殿？」顔面偏差値平安からカンストとか遺伝やっば！「ふ、不死鳥殿……？」つーか顔白、化粧してる？お前白粉塗ってる？？？色素うっす！やべー、生五条やべーーー！！
「不死鳥殿！」
『っ、ああ、すまない。少し考え事をしていた』
危ない危ない、五条家相伝の美に脳がやられかけてた。なんて罪な顔なんだ！！！
てか背高いな、お前今十代か…六眼と無下限呪術持ちは背が高いんだな成程。
さて、気を取り直して…ちゃんとしろ、私。年上だぞ。
『呪術師の宵薙Aだ。よろしく頼む。』
手を差し出せば、首を傾げる五条くん。……握手の文化は無かったな、そういえば。
『今回の任務、護衛対象は女人だ。君と同じくらいのな。
三五の月に天元様との同化を行う、それまでの護衛だ。女人は殆ど外出しないから、基本は結界を張っておこう。何か意見は？』
「は、はい。ええと、結界は不死鳥殿が張られますか？私も張れない事はありませんが、不得手でございます」
『ならば私が張ろう。その代わり、私が張るのであれば私は星漿体の元を離れられん。五条殿は屋敷の周りに不審な人間が居ないか見回ってくれ』
「心得ました」
『では、健闘を祈る』
そう言って、私は五条くんと別れた。
中身クズじゃなくて良かった。まあ、私の事知ってたみたいだし、ビビってたのもあるだろうけど。
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象(プロフ) - 夢主ちゃんと宿儺が初めて会ったときの夢主ちゃん脳内ｗｗｗ。「これに尽きる。マジでやべぇ」が特にｗｗ (2022年3月21日 15時) (
レス) id: 8de27f30e5 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 謎の疾走感が…wwwお腹抱えて爆笑したんですが…www (2022年1月8日 15時) (レス) @page2 id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あまぬん - いっけやなーい社畜社畜 で吹き出してしまったw (2021年12月20日 20時) (レス) id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァン(プロフ) - 透視…したのか… (2021年10月19日 22時) (レス) @page30 id: 147aa62bad (このIDを非表示/違反報告)
nakataniayaka20(プロフ) - 宿儺様と恋愛させたい(現代で)宿儺様好きになりました(あなたのおかげで)ありがとうございましたm(_ _)m宿儺様大好きです (2021年10月6日 6時) (レス) @page26 id: 7836429623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝋燭 | 作成日時：2021年9月4日 18時
