廿漆 ページ30
天狐を使役した翌日。
何故か目に違和感があった。
夜勤(夜の任務)を終えて屋敷に帰り、別の仕事をする前に顔を洗おうと水面を覗いた時、違和感の正体が判明した。
『……なんか目、黄色くね？』
そう、私の目が美しいゴールデン・アイになっていたのだ。
What？( ͡° ͜ʖ ͡° )
原因を探ろうと記憶を遡る。昨日は……あの狐を、使役した…え、アイツの仕業？！
とりあえず尋問するっきゃねえ、と影の中に潜ませた天狐を呼ぶ。
「呼んだかえ？」
『なあ、私の目＿＿え、、だれ？』
影から出てきたのは中性的な狐顔をした青年。白い髪に赤い狐耳と先が赤い九本の尾をつけている。……え、面がいいな。誰だコイツ。
「吾じゃ！天狐じゃ！全く、己の配下ぐらい覚えて欲しいのう」
『……え、あのもふもふぼでぃの天狐ちゃん…？え、もふもふ、ぼでぃは……？』
「人型のが小回りが聞くのでな。四足でも良いが少し視線が低いのが嫌でのう…」
確かに人型だと私より高いけど…あれ、話逸れてね？
『まあいいや。それより私の目！なんか変わってんだけどお前何かした？』
「はぁ？目？？………綺麗な黄金色じゃなぁ」
『それも分かるんだけどさ、なーんかちょいちょい視界が変になるんだよね』
「え」
『どした？』
「…それ、吾を使役した影響じゃ」
『は？』
そういうのあんの？呪霊使役したら術師に影響とかあんの？？？
「吾は特殊な目を持っていてな。少し先の未来を見たり、遥か先の光景を見る事が出来るのじゃ。あ、でも基本は呪力を集中させないと出来ないぞ！」
ッスーーー…マジかぁ………。
チートにキレがかかり始めたぞ………。
試しに天狐に向かって殴る際の予備動作をする。
すると、頭に天狐が吹っ飛ぶ光景が流れた。
成程ね、こりゃチート。
スレスレで拳を止め、下ろす。
「きゅ、急に拳をあげるでない！吾の顏に傷がついたらどうしてくれるんじゃ！」
『やっぱ殴ろうかな (ごめんごめん！)』
「本音と建前が逆じゃ！」
さて、鉄板ネタもやった所で、色々試してみるか。
・
・
・
目の効果が判明した。
一つ目は先程もやった未来予知。相手の次の手が知れて便利。でも相手の手が二つ以上だと使い物にならない。
二つ目は透視。めっちゃ見える。めちゃくちゃ遠くまで見えた。天狐の下見たけど何もついてなかった。呪霊だもんね。
三つ目は見たものを全て記憶する能力。怖。なんてチート、前世で欲しかった。
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象(プロフ) - 夢主ちゃんと宿儺が初めて会ったときの夢主ちゃん脳内ｗｗｗ。「これに尽きる。マジでやべぇ」が特にｗｗ (2022年3月21日 15時) (
レス) id: 8de27f30e5 (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりぃむとちょこれぃと - 謎の疾走感が…wwwお腹抱えて爆笑したんですが…www (2022年1月8日 15時) (レス) @page2 id: 8ef3002cf4 (このIDを非表示/違反報告)
あまぬん - いっけやなーい社畜社畜 で吹き出してしまったw (2021年12月20日 20時) (レス) id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
ラヴァン(プロフ) - 透視…したのか… (2021年10月19日 22時) (レス) @page30 id: 147aa62bad (このIDを非表示/違反報告)
nakataniayaka20(プロフ) - 宿儺様と恋愛させたい(現代で)宿儺様好きになりました(あなたのおかげで)ありがとうございましたm(_ _)m宿儺様大好きです (2021年10月6日 6時) (レス) @page26 id: 7836429623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝋燭 | 作成日時：2021年9月4日 18時
