ＣＡＮＤＹ２ Kento.N

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健｢うー…離れたくないよー｣



あぁあぁ



止めて下さい。



そんな可愛い顔で、可愛い声で可愛いこと言わないで。



駅のベンチに二人



ぎゅって手を繋ぎながら


座ってる。



こんな健人くん初めてで



どうしていいものか、分からないけど



嬉しくて



緩む頬を抑えることが出来ない。



だってだって



甘えてくれるなんて



彼女の特権みたいで嬉しい。



貴｢ふふ、今日は甘えん坊だね｣



健人くんの頭を撫でると



嬉しそうに笑う。



健人くん、熱あるから早く帰さなきゃいけないのに



そんな可愛いことされたら…



帰ろうって言葉にどんだけ心を痛めるか。



バカだな笑



こて、と私の肩に健人くんの頭が倒れてくる。



相変わらずいい匂いだな。



健｢好きだよ。｣


貴｢私も、好きだよ。｣



ゆったりとした空気が流れる。



言葉は少ないけど



二人の空間が心地いい。





それから二人がお互いの家に帰ったのは



２時間後…笑

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