ＣＡＮＤＹ２ Kento.N

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電車に乗って空いてる席に二人で座る。



やっぱり辛いみたいで



私の肩に寄り掛かる健人くん。



健人くんは今辛いのに、



なんかドキドキしちゃってごめん。



健｢Aちゃんの手冷たくてきもちー｣



ってニコニコしながら私の手に指を絡めてくる。



ど、どうしたらいいのかなこれ。



心臓がおかしくなりそうなくらいバクバクしてて



すごく健人くんがいとおしい。



貴｢今日の健人くん可愛いね｣



健人くんの頭を撫でると



嬉しそうに微笑むから



可愛過ぎて私の心臓が締め付けられた。



健人くんは熱が出ると甘えんぼになるのかな、



私的にはありがたいけど。



貴｢健人くん、次の駅だよ｣



健人くんの降りる駅が



あっという間に来てしまうのはいつものこと。



この時間は寂しい。



健｢えー…やだなぁ｣



眉毛を下げて言う健人くん。



私と同じ気持ちなんだって分かるから



それだけで十分。



健｢やだ。｣



いつもはまた明日会えるからって言うのに



今日はやっぱり違うんだね。



健｢うーやだ。｣



最高に可愛い。

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