ＣＡＮＤＹ２ Kento.N

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次の試合も西高が勝って



無事に県大会に進出した。



本当に本当によかった。



健人くんの嬉しそうな顔を見てそう思った。



健「今週末、デートしよっか。」



健人くんに唐突に言われて驚いたけど、



もちろんオッケーした。



貴「バスケは大丈夫なの？」


健「うん。県大会までは暫くあるから。たまには休憩も大事でしょ？」



うん、その顔可愛い。



女子としてなんか負けた気がする。



てか、また忙しくなっちゃうのに私とデートなんかしてていいのかな。



休んでた方がいいんじゃないのかな。



なんて考えてしまう。



私的にはデートしたいし、健人くんと居られるのはすごく嬉しいけど。



健「Aちゃん？」


貴「え、あ、ん？」



別のことを考えていたから変な反応になってしまった。



貴「ごめん。どうしたの？」


健「もう、なんか変なこと考えてたでしょ。」



ちょっと怒った口調だけど



顔は笑ってたから安心した。



健「俺の癒しはAちゃんなの。いないとぶっ倒れちゃうくらい俺にとってAちゃんは大事だし、大好きだからね。」




私の健人くんへの心配はどこかに行ってしまったから



やっぱり健人くんはすごい。



だから私もお返し。



貴「健人くんっ」



ん？って振り向いた健人くんの唇に自分の唇をちゅって重ねた。



健「ばか、反則。」

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