お前ら全員私に堕としてらｧ”！！……ｯｽｩ…[d!] (ページ4)

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42話ページ4

『ｯあ”ぁ”あぁ”あぁ”!!!!ふざけんなや！約束とちゃうやんけ！』

Y「約束…？そんなことしたかね？」

『クソが！』

クッソ…はやく葵止血しないと
でも動かれへん…
あ”ぁ”クソｯ！

『離せや！』

Y「それは出来ないお願いだね」

『はぁ？！』

Y「第1君の証言に証拠はない」

『それがどうした！私はちゃんと答えたやろうが！』

Y「そうだな……こちらの目的は……君だよ。A・ヒーヴン」

『葵は関係ないやろｯ！』

そうこうしてる間にも葵の腹部からは血がドクドクと流れている
早く……止血…せな

『ｯはずせや！』

Y「仕方がない……」

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

『い”ｯ……』

私の腹部に穴が開く
マジで……

『死ね…よ……クソが…』

視界が真っ暗になった

＿＿
ao視点

Y「この者らを手当しておけ」

ao「ｯ……」

薄暗い地下室と意識を失う前に聞いたあの声で目が覚める
それと同時に腹部に痛みが走る
…気絶している間につけられたであろう傷

ao「……」

Y「おぉ目が冷めたか。そう睨むでない。お前の主は生きてはいるぞ？」

向こうの牢の中に人影が見えた
それは腹部を2,3発撃ち抜かれ酷く出血して気を失っているお嬢様だった

ao「貴様ｯ！」

Y「どれ…交換条件と行こうじゃないか」

ao「貴様と条件を交わすことなど無い！さっさと拘束を解け！」

Y「…大事な主人が出血多量で死ぬぞ？」

ao「ｯ……下衆が」

今拘束されている状況にいる私はお嬢様を助けられない
どんな条件かわからないまま返事するのは気が引けるが
このままではお嬢様が死んでしまう

ao「…わかりました。受けましょう。その交換条件」

Y「ほぅ…主人思いの良いメイドだ……その忠誠を我が国に誓え」

ao「……は？」

Y「さもなくば……こいつを殺す」

ao「…お前らの目的はお嬢様なのでしょう？殺せはしないはず……」

Y「試してみるか？」

そういって国王がお嬢様の額に拳銃を突きつける
気を失っているお嬢様は抵抗も出来ない状況で目をつむっている

ao「いえ……条件を…飲みます」

Y「賢明な判断だ」

ao「その代わり…お嬢様だけは逃してください」

Y「いいだろう」

国王がお嬢様の額から拳銃を降ろし、部下に手当をさせる
そしてしばらくして、血が止まったのを確認してお嬢様を担ぐ

Y「裏口付近の森にでもおいてこい」

「かしこまりました」

ポケットに手をいれ、いつの日かお嬢様からもらった懐中時計をお嬢様に握らせる

ao「申し訳ございません。お嬢様」