最後の勝利を貴方に[d!]

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彼らは向こうでどんな思いでこちらをみているのだろうか
はたまた廻り逢えているのだろうか
戦場は相変わらず騒がしい
人間と地球外生命体、一目瞭然だ
地球外生命体は、科学も知識もこっちより長けている
勝ち目は０に等しい
だが、抗うと決めたのなら、最後まで抗ってやる
次になんの通信が来るかわからないインカムを耳から外し、手に取る
次の知らせは、いいものでありますように


ﾋﾟﾋﾟｯ＿


しばらくインカムを見つめていると
インカムが青色に光って、通信を受け取る
覚悟を決めて、応答する


ut＜Aちゃん！グルちゃん！俺ちゃんと倉庫爆破したで！成功！＞


gr＜よくやった！＞

《！！すごい！》

鬱から成功の連絡がはいった
思わず声を上げる


ut＜役にたった？俺もう無理そうやからさ、これくらいはと思って…＞

《鬱…》


ut＜四方八方どこを見てもあいつらがおる。無理や＞


《無理だなんて言わないで…》



ut＜ええんよ！いつもガバって迷惑ばっかかけてごめんなぁ…後輩達を頼んだで。一足先に逝ってまーす！＞


ｸﾞﾁｬｯ


鬱の陽気な声が聞こえてすぐに
グチャッという何かが潰れるような音が聞こえた


ut＜…相………棒＞


小さな声で、鬱が相棒と囁いた
なんでこんななに報われないんだ






遠距離部隊隊長 戦死

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