芥川双子の非日常 弐 【文スト】×【暗殺教室】

はい、さんじゅーきゅー ページ8

遡る事何年前

何年前だ、あれ


まぁ何年か前だ


初めて中也に会った時の私の反応は今でも覚えている
中也のあの表情も


森さんに紹介され、中也と顔を合わせる事になった

森「この子は芥川Aちゃん
芥川君の妹さんだ」

貴「……………背ぇちっちゃ」

中也「あ”あ”ん！？」


というなんとまあ中也と会ったら誰でも思うだろう事(笑)を初対面で言ってしまった訳だ

まぁあれは私が人見知りじゃ無くても言ってただろうけどな

つまり私は人見知りなのだ(2回目)
うん


貴「はい！回想シーン終わり！！」

寺坂「いや知らんわ！」

貴「よし！これは私の人見知りコミュスキルが悪い！みんなごめんなさい！あとあんま話しかけないで！！煽っちゃうから！」

人見知りていうかあれだ
普通の人と関わらないから、あんまり
だから接し方が分からないんだ

私は普通じゃないから

貴「私は厨二病かっ！！」

赤羽「独り言やめてくれる？混乱するから」

今更ながらに多くの人々の前で煽ってしまった事実に恥ずかしくなる

貴「こんな中学生相手に私は煽ってたのか」

前原「今も煽ってんぞ」

貴「ってへぺろ！」

中也「お前一旦落ち着け」

中也は私の首根っこを掴むと、そのまま廊下に向かった
ちなみに私は浮いている

流石筋肉馬鹿(爆笑)

廊下はクラスメイトの声もあまり聞こえない
コミュ障(笑)and人見知り(笑)の私にとって、こんな静かな部屋で二人で話すなんて結構苦痛なのだ。蕁麻疹出そう

中也「A、息吸え」

中也は阿保みたいに真面目な顔で私にそう言った

貴「すうううううううっ！！」

中也「真面目に」

貴「はい」

中也の癖になんか威厳があって怖かったので、一応真面目に息を吸う

中也「吐け」

貴「おろろろろろろろろ」

中也「潰すぞ」

貴「はい」

中也の癖に(二回目)結構恐ろしいので、私はもう一度息を吸って吐き直した


中也「いいか？お前はもうちょっと落ち着け。また前みたいになりてェのか？」

貴「ち、仕方ねぇなあ」

私が呆れたような顔をしてそう言うと、中也はゴスうっっと私の頭に鉄槌を下した

貴「っ痛ぇ！！！」

中也は人を殺しそうな目力で私を睨む

中也「手前の為に言ッてんだよ」

貴「……はぁい」

気をつけます、と一言加えると、中也は頷いて教室に向かった


中也「今日はもう帰れ、よく考えやがれ」

つかつかと廊下を歩く音が、いつまでも耳に残った

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