かずはらのカノジョ

雨 ページ13

。



｢うわ、え、うそ！めっちゃ降ってる、、｣




部屋の外を見るとすごい雨。


天気予報、雨降るなんか言ってなかったやんかぁ！
もー、洗濯物やり直さな…




｢って、りゅーと傘持ってってないんちゃうかな｣




そんなことを思い出しながら
急いで洗濯物を取り込む。





りゅーとが帰ってくるまであとちょっと。




迎えにいったらすれ違いになっちゃうかな、




なんて思いながらも
外に出て傘をさす。



｢んー、やっぱりゅーとの傘さしてこ！でかいし！｣



自分の傘を持ち忘れたことに気付かずに…



・
・
・



亜嵐side



今日の仕事が一通り終わった俺たち。



隼｢うわぁ！めっちゃ雨降ってる、
どしよー傘持ってきてないー！！｣




龍｢俺もやぁ〜｣



まじだ、すげぇ雨…

って！！

まさか！事務所の玄関にいるあのかわいこちゃんは！！！！！！！




亜｢Aちゃんじゃない！？
俺に会いにきてく｢A！？！？｣




オオウ…

龍友くんや…

俺一応リーダーだよ？？？？？



なんて思っているうちに、
龍友くんはマネージャーさんに一言言って
すっ飛んでいった。



仲良しでいいな。



俺も彼女欲しいいいい



・
・
・




｢あぁ！！｣



自分の傘…忘れた…
どうしよ、取りに帰ったらりゅーとが困るし、、


そんな事を考えてると。



龍｢A！！！
どしたん？？LDHまで来んの初めてやん！｣





りゅーときちゃったあああああ




え、どしよ！
んと、あーっと、あ！そーや！！！



･
･
･



｢あのね！
りゅーと、傘持ってくの忘れたやろ？
だからお届けものしにきたー！！｣




にへら、と笑いながら言う彼女。


なになになに？
俺のためにわざわざ傘持ってきてくれたと？



あーかわいすぎるうううう





するとあることに気づく。





｢じゃ！また家でな｢ちょいとまて｣




｢…え？｣


龍｢お前の傘は？｣


｢…｣


龍｢か さ は ？｣


｢…忘れてきた´＞ω∂`｣





すると、りゅーとが大きなため息をひとつ。





龍｢俺、もう今日上がりやから、一緒に帰ろ？｣



龍｢お前、濡れて帰るつもりやったやろ。｣




｢だって、りゅーと風邪ひかせたくないし…｣



かして、とうちの傘を奪ってひらく。

そしてうちの肩をグッと引き寄せて、



龍｢Aが風邪引くのも嫌やから。｣







(これやったら、お互い濡れんですむやろ？)






その後、

2人の男女が仲良く相合傘をしていたとかいなかったとか。

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