検索窓
今日:1 hit、昨日:20 hit、合計:127,001 hit

_8 ページ9

.






一体何があればこうなるのか。




私は今、タクシーに揺られている。




登坂広臣と共に。





.






「待って」






声の主は一瞬で分かった。






『...登坂さん?』



「あーよかった、間に合って」






少し息切れしている。



わざわざ走ってきてくれたんだと分かると、申し訳ない反面少し嬉しく思ってしまう。






「これ、忘れ物」



『わ、パスケース...!ありがとうございます、でもわざわざ...すみません』







なんてもの忘れてしまったんだ私は。



だけどやっぱり私の推しは、人柄も良く他人の忘れ物まで届けられる、とまた感心。






「いいよ、その代わりさ、タクシー同じの乗せてくれない?頼み忘れちゃって」


『全然全然、大丈夫です。どうぞ』


「ありがとう」







ニコッと笑う罪な男。



しかもレディーファーストで私を先に乗せてくれる。



彼の歌声に惹かれたが、そんな優しい所にも惚れてるんだったな。

_9→←_7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (183 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1088人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

shirey(プロフ) - 待ってました(;_;)どうなるのか楽しみです! (2021年11月27日 14時) (レス) @page33 id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りーりー | 作成日時:2021年8月24日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。