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不安と緊張で頭がパンクしそうになるが、車も時間もとまってはくれない。
「どうぞ、足元気をつけて」
『はい、運転ありがとうございました』
運転手さんにお礼を言い、現場に足を入れる。
いかにもな、都心の大きいビルだった。
先導してくれる方に着いて行き、ヘアメイクと衣装を済ませると、スタッフから司会収集の声が。
「神代さん登坂さん、第2ルームにお願いします」
はい、と返事をしつつも、正直心ここに在らず状態でうまく身が入らない。
横目でチラチラ登坂さんの姿を探していると、急に肩をぽんと叩かれた。
『えっ』
振り返ると、マスクをつけた背の高い男性が。
「神代Aちゃん？司会で一緒の、登坂広臣です」
一瞬で脳がバグを起こした感覚がした。
でもたしかに私の目の前にいるのは、長年画面越しに追い続けてきた、あの登坂広臣だった。
『...あ、よ、よろしくお願いしましゅ....す...』
初めて対面し、初めてした会話。
私としては最悪のスタートになった。
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shirey(プロフ) - 待ってました（；＿；）どうなるのか楽しみです！ (2021年11月27日 14時) (
レス) @page33 id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーりー | 作成日時：2021年8月24日 15時
