今日:68 hit、昨日:38 hit、合計:45,493 hit
小|中|大
5 ページ5
あれは中学校を卒業して2年くらいたった時だった。少し肌寒くなってきた秋ごろ。
いつもどおり練習室に向かうため、エレベーターに乗り込んだ。
閉まる寸前、誰かが走ってきてドアが開いた。
深く帽子をかぶり顔が見えないが、練習生だろう。
自分から挨拶するのは苦手だったから、私は挨拶をしなかった。
「おはよっ…ございます…」
その人は走ってきたのか切れた息で挨拶をしてきた。
その声に聞き覚えがある気がしたけど、私は普通に挨拶を返した。
「おはようございます。」
作業室のある階について私は先におりて足早にそこに向かった。
鍵を開け、作業室のドアノブに手を掛けたとき、
「あのっ!」
私は手を捕まれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
231人がお気に入り
231人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Water | 作成日時:2023年10月8日 23時