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あれは中学校を卒業して2年くらいたった時だった。少し肌寒くなってきた秋ごろ。


いつもどおり練習室に向かうため、エレベーターに乗り込んだ。

閉まる寸前、誰かが走ってきてドアが開いた。

深く帽子をかぶり顔が見えないが、練習生だろう。

自分から挨拶するのは苦手だったから、私は挨拶をしなかった。


「おはよっ…ございます…」


その人は走ってきたのか切れた息で挨拶をしてきた。


その声に聞き覚えがある気がしたけど、私は普通に挨拶を返した。


「おはようございます。」


作業室のある階について私は先におりて足早にそこに向かった。


鍵を開け、作業室のドアノブに手を掛けたとき、
「あのっ!」

私は手を捕まれた。

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作者名:Water | 作成日時:2023年10月8日 23時

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