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しばらくまた連絡もなく、会うこともなくなった。


オーディション応援してと言われたけど、見ようとしても勇気が出なくて、結局見なかった。

私も忘れて、自分のデビューのために頑張った。


そんな時、社長室に呼び出された。


「A、そろそろデビューしないか。」


「デビューですか…」

ここは現実なのか心配になった。
口のなかを噛んでみたけど痛かった。現実だ。


「したいです!」


「今ボーイズグループのオーディションがやっているのを知ってるか?」


「はい…見てはいないですけど…」


「そこでできたデビューグループと同時デビューしようと考えている。」


「えっ…」


「お互い競い合うことで良い結果を招くと思うんだ。」


「そうですか…」


「異論は?」


「無いです。」


「じゃあオーディションが終わるまでにデビュー曲を作って聴かせてくれ。」


「はい。ありがとうございます。」

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作者名:Water | 作成日時:2023年10月8日 23時

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