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『めっちゃ懐かしいな。』
『うん。』
ピコン🎶
あ、私のスマホ?
あさひまた会えてよかった
これからもよろしく^-^
え、それ、どういう意味…?
恐る恐る顔をあげると、下を向いているあなた。
“私も”
そう打って送りかけたけど、我にかえってその手を止めた。
私たちの仲は今日まで。
だから、仲良くなったらだめ。
これ以上ここにいたら取り返しのつかないことになりそう。後悔する前に離れないと。
『朝光、そろそろ行かなきゃ。』
『えー、そうなん?』
『うん、ごめん。』
『また連絡するわ!』
『うん。今日はありがと。じゃあね。』
最後のさよなら。
足早に朝光の分までお会計をして外に出た。
さっきより冷たい空気。暗い空。
頭の上で光る星が私を元気づけてくれるようだった。
はぁ…神様…私はどうすれば…
家に帰ると抑えていた涙が溢れてくる。
私はまだあの人が…
けじめをつけられない自分が情けなかった。
『会いたい…』
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作者名:Water | 作成日時:2023年10月8日 23時