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『どこ…いくの?』
『うーん、カフェとか??』
相変わらず考える前に行動する人だな…なんて思った。
『決めてなかったの…笑』
『うん、カフェでいい?』
『いいけど…』
カフェなら会社の中にもある。
そこでよかったんじゃ?
これからどんな話をされるのか、私はあなたに普通に接することができるのか、すごく心配だった。
『ここにしよ。』
おしゃれなカフェ。
少しだけ緊張がほぐれた。
でも、テーブルをはさんで座りあなたの顔を見ると早くなる鼓動。
私の心はあの頃のままなのかもしれない。
『何飲む?』
『あ…』
メニューの文字が頭に入ってこない。
『俺はコーヒー。』
『私も、それで…』
『Aコーヒー飲めたっけ?』
あ、私ブラックは飲めない。大量のミルクと砂糖を入れないと。
そして、それをしっかり覚えているあなたにも腹が立った。
『うん、飲めるよ。もう中学生じゃないし。』
『そっか、俺ら成長してたんだった。笑』
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作者名:Water | 作成日時:2023年10月8日 23時