君の背中

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『A…？なにぼーっとしてるん？来て。』


あぁ、私は今あなたにどこかに連れていかれようとしてる。


この道は信じて大丈夫？
あなたに着いていって大丈夫？


心配が尽きない。
でも、またあなたがどんな景色を見せてくれるのか気になる。


1度だけなら、1度だけなら大丈夫かもしれない。


あんなに会いたくなかったのに、、
いや、会いたくないと言い聞かせていたのに
今あなたと一緒にいたいと思った。


神様、今日だけは許して。
この人と普通の時間をすごさせて。

今日だけ。


そう決意して私は足を踏み出した。



朝光は私を会社の外まで連れていった。

会社の外ではタメ口。



うん。これも今日だけ。許して…。

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