∞メンバー内恋愛してる？３

※橙緑《遥さんリク》 ページ32

緑side







どうして。





どうして君は笑うの。





無理をしてまで、
俺の前で笑わないで。



俺はもう、強くなった。













　






橙「‥やから、大倉は最近変やったんや」

緑「実際変なんはまるちゃんやけどね」

橙「んふ。よく言うなぁ」

緑「‥やから、もう、泣いてよ」

橙「…」



笑顔を捨てて。

たまには、泣いて。



橙「‥無理、や」

緑「なんで？」

橙「ドラマとかは別で、プライベートで、



泣き方を、忘れてもた」





どうしたら泣けるんやろう？
どうしたら大倉みたいに感情に素直になれる？



そう溢すまるちゃんは、
顔は笑ってるけど
瞳の奥は泣いてるようにみえた。



俺は…




緑「なにが、できる？」

橙「‥へ、」

緑「俺には、まるちゃんを泣かせることは
できひんけど、他に、俺だけができること」

橙「大倉…」







じゃあ…



抱かせて。






それが、まるちゃんからの答えやった。


＊＊＊＊＊＊



橙「‥脱いだ？」

緑「おん…」



ｼｬｯとホテルの風呂場のカーテンが開けられる。



橙「‥なにパンツはいてんの。
大倉がベッドで着替えたくないって言うから
ここに連れてきたのに」

緑「で、でも、！」


俺ら、付き合ってるわけでもないし。



橙「……脱いで」

緑「っ‥や。」

橙「大倉」

緑「…や、やもん」

橙「脱がへんの？」

緑「ん」

橙「ふーん‥」





それからはベッドまで一緒に行き、
俺がベッドに寝転がってからまるちゃんは脱いだ。



あぁ。どうしよう。

めっちゃかっこええ。


大丈夫やろか。俺の。
まだ起ってないかなぁ？




そっとまるちゃんの顔を見てみると、
興 奮してるわけでもなく、
嫌そうな顔で見るでもなく、



ただ、俺の恥ずかしがってる顔を

じっと見ているだけやった。



その顔にすら胸が高鳴ってしまう俺は
おかしいんやろか？

‥

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