∞メンバー内恋愛してる？３

GuAc《ヤス☆くらさんリク》 ページ20

Gumサイド





俺の恋人は気まぐれ。



だけど昔からくっついてくる。





これは昔、まだ恋人じゃなかった頃の
お話です。













黄「ガムーーー！！」

橙「……また？」

黄「当たり前や！勝つまでするぞ」





まだ僕が小学６年の頃、
エースはもう少し小さい。
なのに僕がここに入ってから…
喧嘩を申し込まれる毎日。



もちろん年齢的にも僕の方が有利だったし、
自分で言うのもなんだが鍛えてきた方だ。





黄「まだ、負けちゃうからな」





倒しても倒しても、立ち向かってくるエース。



(…諦めたらええのに)



わかるやん。もう勝てへんことくらい。





そう思っていた。



けど、




黄「ふざけんな！！」



学校の帰り道、エースの怒鳴り声が聞こえた。

また誰かと喧嘩してるのか。

まぁエースは僕に勝たれへんだけで弱いわけじゃあない。ほっといても大丈夫やろ。



そう思いながらも帰り道にある路地裏…
エースの声が聞こえたところを覗いてみた。





橙「…っ！」





なんだ。これは。



考えることよりも体が先に動いた。



わからない。

そこら辺にあった棒を持ったところまでしか覚えていない。

ふと気が付くと



ひと、ヒト、、人。

倒れてる。


…タオレテル？



ダレガ？

ダレガタオシタ？



タオレテルノハ大人？子供？





手を見ると、血。

真っ赤。でも、真っ黒。



コロシタ？



ボクガ？



黄「…、が…む？」




エースの声…



怯えてる。



そっか、そうや。



僕が、この大人達を、




橙「……」















次の日、エースはまた立ち向かってきた。



黄「ガム！勝負じゃ！」





橙「…無理やん」


黄「は？」



橙「エースが僕に勝てるはずない。わかったやんか、昨日。エースは大人一人さえも、倒せへんねんで？エースがどんだけ頑張ろうと無理やん。ムカつくねん。たいして強くもないくせに…僕を倒せると思っとんの！？」



思いをぶつけた。

全て、エースに対する苛立ちも、全て。



やから、諦めてよ。



黄「意味わからん！！なんでお前にそんなん言われなアカンねん！お前かっていっつも手ぇ抜きやがって！…そんなん強い言わへんぞ！！」





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