悪？…これは”正義”だよ (ページ7)

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＃６ページ7

起きたら、部屋には誰もいなかったので、僕は外出することにした。

雄英高校の前を通ると、生徒が楽しそうに団体で出てきた。

僕は被っていた帽子を深くかぶる。

「あ”？誰だお前、ココの生徒じゃねぇよな？何か用か？」

「え…いや、特に」

腰パン君はつまらなさそうな顔をし、僕の前から離れた。

「爆豪君、君は他人に喧嘩を売るのを止めたまえ」

「何だよ、ガリ勉野郎」

「あ、お前…」

前を見ると、この間で会った…確か、

「轟焦凍君…だよね？」

「何で俺の名を……」

「轟君、知り合い？」

「こいつは、…”ヴィラン”だ」

生徒の表情が変わった。

面倒くさいから、揉め事は避けたかったんだけどな。

「…バレちゃった？(笑)」

「テメェ、何が目的だ？」

「ギスギスしないでよ。もっとさ、ピースにいこうよ」

「あ”ぁ”？」

僕は帽子を脱いだ。

そして、地面に手をついた。

「【ポイズン】」

生徒の周りを毒の沼で囲った。

「あ、強行突破とか考えないほうが良いよ。その毒は”実質毒”っていって、
吸収された後、諸臓器の細胞が大変なことになっちゃうから」

…………

「ねぇ、これだけ答えてよ。

君たちが、僕を殺すのは……”正義”？」

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