【APH】幼馴染みって。【アイスランド】

Dagsetning1 ページ12

「なにもされてない……？」
「うんマカロン美味しかった」

フランスが二人を呼びにいった5秒後、イースがリビングに戻ってきた。必死の形相で身の安全を心配され、流石にフランスを可哀想に思った。

「フランスは私には手は出さないよ」
「ボディーガードが居るからね〜。フリーだったら怪しいけど」
「フリーだろうと何だろうと手は出すなよ馬鹿」

丁度戻ってきたイギリスが、フランスの脛を軽く蹴る。脛は結構痛いよ……？

「いったいなぁもう。坊っちゃんの方が手ぇ出してるじゃん」
「うるさい坊っちゃん言うな」

げし、とまたフランスは蹴られ、「いやん」と大袈裟にリアクションする。変わらない展開が面白かった。

「そうだ、暇ならパリ観光してくれば？お兄さん眉毛に料理教えないと」

イギリスと揉み合っていた最中、フランスが私たちに提案した。パリ観光なんて思ってもみなかったので、私は目を見開いた。イースも吃驚している。アメジスト色の瞳が透き通っていて綺麗だった。

「え、Aと二人で？」
「……デートみたいだね」

ぼそ、とイースの耳元で囁くと、イースはぼわんという効果音が付きそうな速さで頬を紅く染め、

「ば、馬鹿じゃないの！？意味わっかんない！」

と大慌てする。さっきの仕返しだぞこんにゃろーめ。

……だって、恐れる必要は無いって教えてもらったから。
少しくらい、積極的にアピールしたって良いよね。

「もー、お熱いのは良いけど、この金色毛虫厄介だから行くなら早く行った方が良いわよー！」
「金色毛虫じゃねぇよクソ髭ぇ！！」

突っ込むところはそこなのか。

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今日の国歌

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