02.初恋は毒を持つ凶器 ページ3
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初恋は叶わない、とよく言う。
まさにその通りだと思う。
そして、初恋は忘れさせないって言う確かな毒を持つ恐ろしい凶器。
もう数年が経つのに、私は初恋の人を忘れられていない。
ーーー…これってかなり重いんじゃないの？私。
わかってはいた。だけど忘たいんだけど、忘れさせてくれない。
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｢オラ、もう休憩は終わりだ｣
ペシッ、っと軽くファイルで叩いてくる。
｢なに寝てんの｣
｢…、寝てないし｣
｢体調悪い？大丈夫かよ」
まるで子犬のように私の顔を除きこんでくる。
ほら、犬って飼い主の体調不良とか分かっちゃうじゃない。
…、なんか。そんな感じの。
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｢別になんにもないよ」
…、うそ。
もう翔くんと出会って3年も経つのに未だかつての私の初恋の人に翔くんを重ねている私。
今でも時々罪悪感に苛まれる。
もし、翔くんにここことを話せばなんて言うかな。
怒るかもしれない。
案外笑って｢そっか｣しか言わないかもしれない。
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｢まじでどした？やっぱりなんかあったろ｣
心配そうに見つめてくる。目があったけど、ばれちゃいそうで怖くて
私から目をそらした。
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ゆかり - 続きをお願いします (2017年7月8日 13時) (
レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - しようちやんも大好きだよ (2017年7月5日 0時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美桜* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yuki0053
作成日時：2017年6月30日 21時
