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そうこうしているうちにも、日は過ぎていき、気付けばわたしがレオナさまの下に置かれてから二週間が経っていた。
そして、わたしがレオナさまの従者になって初めて、ある方からお呼び出しを受ける。
「A！久しぶり！！」
「お久しぶりでございます、皇后さま」
無邪気にわたしとの再会を喜んでくださる皇后に、わたしも口角が緩む。
同じ王宮の中で暮らしていると言っても、皇后と直接お顔を合わせる機会はほとんどと言っても良い程になくなってしまったため、彼女とは実質二週間ぶりに顔を合わせることとなる。
「レオナにいじめられてないか正直心配だったんだけど、大丈夫みたいね。調子はどう？」
「大丈夫ですよ。気にかけてくださりありがとうございます」
それはよかった、とほほ笑む皇后に笑い返した。
「それで、本日はどのようなご用件でしょうか？」
呼び出されたれたのには何か理由があるはずだ。そう思って質問すると、スッと一枚の紙を差し出される。
「これは…」
「パーティーの招待状よ。レオナのことを連れてきて欲しいの。もちろん参加する時はあなたも一緒」
まぁ、レオナさま直属の従者はわたしだけみたいだし自動的にそうなるだろうなぁと思いながら、上質な紙で作られた招待状をじっくり見つめる。
「これは…来週開催ですか？」
随分と急だなと思いながら皇后に確認すると、彼女は肩を竦める。
「あんまり前に知らせると、レオナが参加しなくなっちゃうのよ。あの子、パーティー嫌いみたいで」
皇后の言葉に思わず納得してしまう。
「だから、あなたにはレオナが必ず参加するように説得して欲しいの。お願い出来るかしら？」
皇后に言われて断れるはずもなく、わたしは静かに頷いた。
「何で俺も参加しなきゃいけねーんだよ」
ああ、やっぱり。
予想していたレオナさまの返答に苦笑いを浮かべざるを得ない。
わたしが手渡した招待状をヒラヒラと手で弄びながら、ベッドの上で寝そべって苦々しげな顔をする彼をなんとか宥める。
「まあまあ…何も悪いことばかりじゃないですよね」
「はぁ？上っ面だけニコニコして、ゴマ擦られて何が楽しいんだよ」
チッ、と苦々しげに舌打ちをした彼。
これはなかなか厄介な問題のようだ。
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るり(プロフ) - ネイビーさん» はじめまして〜こちらこそそんなに褒めていただけて光栄です！ありがとうございます^ ^ネイビーさんをギュンギュン(笑)させられるようにわたしも頑張りますね！更新頑張ります！ (2020年6月16日 8時) (
レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
ネイビー - はじめまして！このような素晴らしい作品を書いて下さり、誠にありがとうございます。もう、もう、レオナさんかっこ良すぎて、キュンキュン通り越してギュンギュンでした！これからもずっと応援しています！ (2020年6月16日 1時) (レス) id: a7f9a787f1 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 誓雨さん» 誓雨さんありがとうございます〜！とても嬉しいです！そろそろ続編に移ろうかと考えているのでそちらでもよろしくお願いします。頑張りますね〜！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
誓雨(プロフ) - この小説ほんと好きです！レオナさんもカッコいいし夢主ちゃんも可愛いし……いつもキュンキュンしてます！更新頑張ってください！ (2020年6月15日 19時) (レス) id: fc504e5c9b (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - Aさん» ほ、ほんとだ…わざわざご指摘ありがとうございます！タイトル書き間違えてました…お手数かけてすみません…。頑張りますね！ (2020年6月14日 23時) (レス) id: c451112bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るり | 作成日時：2020年5月9日 23時
